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雪の山奥の滝での滝行

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普段は神奈川県南足柄市の夕日の滝で滝行をしています。ここも寒波が来ると氷柱に彩られるのですが、1年に2-3回しか無いので、氷柱の滝に打たれることは運が良くなければ叶いません。今年は冬の初めは寒冬という天気予報で、すごく期待したのですが、お正月も大寒のときも気温が高く氷柱には出会えませんでした。そこで、冬の間はほぼ雪と氷に閉ざされる北の滝を目指すことにしました。

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雪と氷の中での滝行 

滝は北関東の山奥にあり、ご覧の通り一面の雪に覆われた山の中になります。駐車場から歩いて5分ほどのところにある滝になりますが、夕日の滝のように着替え小屋があるわけではないので、駐車場で着替えます(着替えると言っても服を脱ぐだけですが)

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氷柱に彩られた川

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ご覧の通り、川の周りの岩には川から飛沫が飛んでそれが凍って見事な氷柱が出来ています。この日はそれでも気温が高く、氷柱が溶けかけています。寒さのピークに巡り合うことが出来たら、もっと大きな氷塊と氷柱を見られたと思います。

入水

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滝壺に着いたら滝壺の水に身体を浸します。水の冷たさは夕日の滝と大して変わりません。おそらく水温3-5℃ぐらいだったのではないかと思います。一度だけ夕日の滝で水温1℃台の水を浴びたことがありますが、それよりは冷たくなかったです。でも目の前に雪と氷が広がっていると、テンションが上ります。

滝行

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いよいよ滝行です。ここの滝はいつもの滝より水量が多く、また落差が夕日の滝ほど無いので、水が直上ではなく斜め上から落ちてきます。その為、普通に立っていると、身体がどんどん前に押し出されてしまうのに難儀しました。滝の流れに身をあずけるように、若干反り身で滝に入るとバランスが取れるそうですが、一度滝に打たれ始めてしまうとそんな対応を取っている余裕はどこかに行ってしまいます。

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滝の中ではGoProを首から下げていましたので、滝の中からの写真と動画があります。

youtu.be

滝の流れが身体の後ろになるので、絵的にはあまり面白くありません。滝を背にするのではなく、滝に向かって打たれたら、もっと迫力のある絵になっていたと思うとちょっと残念ですが、またの機会にしましょう。

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滝に打たれている間は、他のことを考えている余裕はなくなり、ただ「寒い・冷たい・痛い」という直接の刺激に対する反応で頭がいっぱいになります。この事でいわゆる雑念はすべて頭の中から吹き飛んでしまいます。無の境地に近いです。夏の余裕のある季節だと、季節を楽しむ余裕が出てきて、それはそれで良いのですが、「行」として考えると、厳しい季節に身体に厳しいことを強いることで、無の境地にたどり着きやすくなると思います。厳しい寒さの山奥でより冷たい水を浴びることでそうした境地に至りやすくなると思っています。

滝から上がって

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滝から上がってからは再び川の中を歩いたりして駐車場まで戻ります。この滝は寒いときには終日氷点下5℃以下になり、そんなときには髪の毛が凍ったりすると聞いていたので、鉢巻から氷柱を垂らしたりすることも期待していたのですが、この日は気温も5℃程度あったので、身体から氷柱が下がることはありませんでした。それでも、駐車場に戻るまでの10分ぐらいの間、ブルブルと震えながら歩いている間も、滝に打たれている時と同様に何か他の事を考える余裕はありません。後になると、道の脇の雪の中に倒れ込んで雪と戯れてみたかったとか色々思うのですが、雪の中を裸で歩いている間も、無の境地で、何も他のことは考えれられない状態でした。

駐車場に戻って身体を拭いて服を着ている間に、徐々に日常の感覚が蘇ってきます。この体温と日常が戻ってくる感じを味わうのも、冬の滝行の醍醐味です。

滝の後のラーメン

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滝から上がって、15分ほどのドライブインでラーメンを食べました。真ん中に乗っており赤い塊は唐辛子をベースにした味噌で、全部溶いてしまうとかなり辛くなります。

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ラーメンは野菜が二郎ばりに山盛りになっているもので、かなり食べごたえがありました。食事をして体があたたまると、もう一回滝に打たれたくなってしまいます。

締めの温泉

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最後は温泉です。今回の滝は本当に山の中にあるのでそこら中に温泉があります。公共の温泉施設を選んで、天然温泉でゆっくり温まってから帰りました。

ほんの5分ほどの滝行のために、往復10時間もかけて行きましたので、本当に物好きだと思います。今回は冬とは言え比較的暖かい日に当たってしまったので、次はできれば、思いっきり寒い日に行って、身体を氷柱で飾ってみたいと思います。

その他の滝行  

www.take--chan.tokyo

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