凄く久しぶりのブログアップになります。
15年前に台湾に住んでいたので、台湾風の薄い皮の小籠包は大好きです。日本でも台湾の名店である鼎泰豊や京鼎樓は日本でも多数の支店を構えていますが、いかんせん日本だと高級料理になってしまっていて、手軽に食べることのできない値段になってしまっています。台湾風の小籠包を町中華の値段で食べられる店を探して、いくつかお勧めできるお店を見つけました。
川崎 観行雲
最初のお店は会社のある川崎で、駅の反対側、繁華街の中にある中華屋さんです。町中華というにはちょっと高級なお店ですが、点心が数多くあり、350円均一の小皿料理が数多くあるので、気軽に入れるお店です。
点心は全品350円の均一料金です。香港のワゴンスタイルの点心を彷彿とさせます。この為、この日は点心のみ4点注文しました。
大根餅
台湾や香港の点心補で非常にポピュラーな一品。澱粉と大根を生地にして干しエビと一緒に延して揚げ焼きにしたものです。この大根餅は見た目ほど脂っこくなく、海老の香りも良くて、美味しかったです。
焼き餃子
水餃子もありましたが、日本の町中華ならではの焼き餃子。非常にシンプルですが、大きめのもちもちの皮に包まれた餃子は思ったより食べ応えがありました。餡はにんにくはそんなに効いていなくて見た目同様シンプルな味。パクパク食べてしまいました。
肉焼売
焼売は肉がたっぷり入った大ぶりなもの。これが絶品でした。蒸した豚肉がジューシーで、豚肉の味も香りも口の中いっぱいに広がります。かつ蒸してあるので豚の余分な脂は落ちて、肉の旨味だけが皮に包まれている感じでした。
小籠包
小籠包は350円点心なので、3個だけというのがちょっと物足りませんでしたが、味の方は台湾の点心補を彷彿とさせる本格的なもの。肉汁もたっぷり入っていて、熱々の所を食べられます。日本でこのレベルが食べられれば十分満足です。
蒲田 你好 恵馨閣
2件目は、蒲田の駅近くにある你好 恵馨閣。蒲田には你好系列の店が本店、支店、恵馨閣、你好大飯店の4店と駅ビルにテイクアウト専門店があります。どの店も「元祖羽根つき餃子」を謳っている店です。
恵馨閣は駅からちょっと離れていますが、店の規模が大きく、おひとりさまでも気軽に入れるお店です。
注文はタッチパネルで行うので、途中の追加注文も簡単です。
羽根つき餃子
名物の羽根つき餃子はプレーンも今日の餃子も一皿350円。この日は今日の餃子にしましたが、山葵入り餃子でした。ちょっと違うかな・・・って感じでした。一皿だったらノーマルな焼き餃子の方が良かったです。餃子好きな人には水餃子や蒸餃子もあり、餃子だけでもバラエティがあります。
炒飯
炒飯も各種あります。これは五目炒飯。パラっと炒めた炒飯はプロの味でした。これは600円です。
小籠包
小籠包は600円で5個入り。ちょっと高い感じもしますが、鼎泰豊や京鼎樓よりリーズナブル。皮は台湾風の薄いもので、なかの肉汁もたっぷりだったので、味は満足できるものでした。入りやすさと味と値段の総合点で合格です。
赤坂 三商巧福
最後はトリにふさわしく三商巧福。このお店は台湾や上海近くではスーパーや空港のフードコートに必ず入っているほどポピュラーなお店です。日本では赤坂に1店だけ支店があります。赤坂というと高級レストランを想像しますが、このお店があるのは赤坂でも下町エリアで親しみやすい場所です。メインは牛肉麵など台湾のファストフードです。
排骨麺
普段このお店では牛肉麺を食べるので、今回は排骨麺。豚の骨付きバラ肉を揚げた排骨は台湾の代表的なおかずで、これをご飯の上に乗っけたやつが駅弁の基本です。とっても懐かしい味でした。
小籠包
小籠包はこれはもう文句のつけようのない味。値段の方も3個で480円と決して安くはないのですが、店の中は全部台湾と一緒なので、店の中の台湾風味はほかの店を寄せ付けません。
台湾が恋しくなっちゃったらやっぱりこの店です。現在日本に1店のみなので、ずっと生き延びてほしいです。