燻製というと、キャンプでの定番料理になっていますが、自宅で作るのはなかなか大変なイメージが有りました。しかし、フライパンで意外に簡単に作れることがわかりました。ワインによく合う燻製が手軽に作れます。
材料
燻製のチップは、最近は100均にもアウトドア/キャンプコーナーがありますので、そういうところで1回分のチップが手に入ります。ホームセンターのキャンプコーナーには大袋で売っています。1回分あたりで考えるとコスパはこっちの方がいいです。
チップの素材としては桜、りんご、くるみ、ナラなどがありますが、簡単に良い香りがつくのは桜やりんごだと思います。くるみやナラはじっくり長時間燻すのに向いているようです。
燻す食材は、簡単なのはベーコンやウインナー。もともと燻製味の食材ですが、燻すことで香りが増して、水分が抜けて味が濃くなります。その他、鶏肉の手羽元や魚の干物も良いと思います。フライパンで燻す場合、熱燻といって食材も加熱されますので、生のままの食材も燻し終わったときはいい感じに火が通っています。チーズは溶けないタイプのプロセスチーズが良いです。溶けるチーズだと加熱されて溶け出してしまいます。
作り方
大きめ(28cm-30cm)のフライパンの上にアルミホイルを敷き、チップをひとつかみ並べます。アルミホイルは無くても大丈夫ですが、チップが炭化する過程でタール分が出ますので、テフロン加工されているフライパンでもこびりついてしまいます。
フライパンは空焚きになりますので、高級なコーティング加工が剥がれる可能性があります。もう捨ててしまうようなフライパンがあると重宝します。
下駄を履かせて網を置きます。これも100均で買った魚焼き網セットです。
一口大に切った材料を並べます。チーズは溶けないチーズを使っても網の上直に置くと溶けて流れてしまうことがありますので、アルミホイルでお皿を作ってその上に並べます。
あとは蓋をして火をつけ、とろ火で1時間程度燻します。空焚き防止機能や立ち消え防止機能の付いたガスコンロだと途中で火が消えることがあります。ひょっとしたらIHで180℃とか200℃設定で置いたほうが手間がないかもしれません。
1時間置いた後はこんな感じに全体に茶色かかった色になり、ウインナーなどは1サイズ小さくなっています。
チップは1回だと全体が炭化した感じにはなりませんので、時間があればチップをかき混ぜた後で2セット目を作ることが出来ます。
3セット回した後でこんな感じなので、一回チップを撒けば数回燻せます。
完成
チーズもベーコンもウインナーも旨味が凝縮された感じになります。水分が抜けて少し硬くなりますので、ちびちび食べるのにちょうどよい感じ。ワインのおつまみに最適です。
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