今いる場所は、田舎なので、すぐ近くに竹やぶがあります。雨の後の日などは特に朝筍がニョキニョキ生えてきて、ほって食べたら美味しいだろうなと思っていました。ある日、土地の持ち主の家の前で掘りたての筍を売っていたのを見つけて買ってきました。
掘りたて筍
筍は地上に出た部分が長くなると固くなります。掘り時としては、上の写真のように、てっぺんが少し地面から顔を出したぐらいの時が良いです。買った筍はプロの農家が掘っていますので、これぐらいのところで掘り出していると思います。
買ってきたのはこちら。皮を剥く前の状態で50cmぐらいある堂々としたものです。中間マージンが一切ないので、これで300円でした。
皮を剥く
筍を剥く時はいつも、どこまで剥けば良いのか迷います。大体色のついた皮を全部剥くようにしています。穂先のところにはまだずいぶん皮が残っていますがこれは茹でれば食べられます。根っこのところのボツボツのところは固いので、包丁で削ぎ落としています。
茹でる
レシピ記事的には丸ごと茹でるようにしているものが多いですが、僕はいつも縦に二つ割りにして茹でています。この方が鍋に張るお湯の量が少なくて済むからです。
アク抜きに米糠があればよかったのですが、なかったのでお米をひとつまみ入れています。掘りたての筍はアクが少ないので、入れなくても大丈夫だったかもしれません。それぐらいアクが少なくて柔らかかったです。水から茹でて15分から20分沸騰させれば柔らかくなります。
たけのこご飯をつくる
材料
米 3合
にんじん 1/2本
たけのこ 1/2本(真ん中らへん)
油揚げ 1枚
鶏もも肉 1枚
日本酒 50CC
醤油 大さじ3
みりん 大さじ3
粉末だしの素 大さじ1
材料を刻む
たけのこご飯の材料は、人参1/2本、たけのこは真ん中ぐらいのところ1/2本、油揚げ1枚です。いづれも千切りにします。
鶏のもも肉1枚も一口大に切ります。
お米をお釜に入れて、通常の水加減に合わせる
お米は砥いで水切りをしたあと、お釜に入れ、通常の水加減に合わせます。
その後、上で刻んだ具材と調味料を入れます。塩加減としてはお吸い物より少し薄味ぐらいかなと感じる程度で良いはずです。
普通のご飯と同じように炊く
あとは、普通の白米を炊くときと同じように炊けばOKです。炊き込みご飯モードのついた最近の電気釜でしたら、炊き込みモードにするとよりふっくらと炊けると思います。ガスで炊く場合は、中火で沸騰させ、沸騰したところでとろ火にして12分炊き、火を止めてから15分蒸らせば完成です。炊き込みご飯は土鍋でガス焚きにするのが一番美味しいと思います。今回は電気釜でしたけど。
完成
蒸らしが終わってからよくほぐして盛り付けます。
穂先の部分は豆腐と一緒にお吸い物にしました。見栄え的には山椒の木の芽があると完璧ですが、今回は手に入らななかったので、茶色一色になってしまいましたが、春の香りを感じられる食卓になりました。
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