在宅勤務が常態化し、自炊がデフォになって1年が経ちました。いろいろなものを作ってきましたが、そろそろマンネリになってきたので、ちょっと変わったものを作りたくなってきます。コストはかけたくなかったので、100均グッズで揃えられる燻製を作ってみました。
100均グッズで作る燻製
機材
スモークチップ (桜、くるみ、りんごなど)
焼き網
蒸し器
機材の焼き網はSeriaかCandoで売っている「便利焼き」というアルミのプレートと焼き網がセットになったもので、本来魚焼きグリルが無いコンロで餅や魚を焼くためのグッズです。良いことは網の直径が25cmぐらいなので、26cmのフライパンにちょうど収まることです。Daisoのキャンプ用品コーナーの丸網は30cmなので、大きなフライパンでないと入りません。
逆にちょっとで良ければ20cmの丸網は売っているので、22cmのフライパンと組み合わせるのはありです。
網を浮かせるのには、DaisoやCando、Seriaで売っている蒸し器を使います。傘が開くタイプでなく、単に足でプレートを浮かせるタイプの方が使いやすいです。
スモークチップはDaisoでもSeriaでもキャンプ用品・アウトドアコーナーで売っています。桜、りんご、くるみなど種類があり、それぞれ香りが違います。手っ取り早いのは桜だと思います。
食材
ウインナー
ベーコン
ゆで卵(煮玉子)
食材は何でも良いですが、意外にウインナーやベーコンなど、本来燻製になるものが美味しくなりました。最近のウインナーやベーコンの製法は実際には燻製にしておらず、香りつけしているだけなので、実際に燻すと、水分も抜けて香りもついて、安い材料を使っても美味しくなります。カニカマも美味しいです。塩分がある素材のほうが美味しくなるようです。
今回は直にフライパンを下から火で炙る熱燻という方法を取っているので、チーズは途中で溶けてしまってだめでした。チーズは煙だけを閉じ込めた空間に導入する冷燻をしないといけないようです。
作り方
チップをフライパンに敷きつめる
まずチップをフライパンに敷き詰めます。チップは熱することで中の油成分が出てきますので、アルミホイルを敷いた上にチップを敷いたほうが後片付けが簡単です。フライパンは空焚きになるので、テフロン加工品より鉄のフライパンのほうが良いですが、テフロンの性能が落ちてしまって捨てようとしているフライパンがあればそれが一番良いです。
蒸し器を置いて網をセットする
チップの上に蒸し器と網を置きます。
食材を置く
食材を置きます。今回は煮卵とサラダチキン、塩鮭とウインナーをセットしました
ガスに火をつけ、蓋をして20-40分
最初にフライパンが熱くなるまで中火、その後弱火にして20-40分燻します。煙はあまり出ませんが、煙の匂いがキッチンにこもるので、換気扇でしっかり排気したほうが良いです。煙が食材から出た水分によって出された水蒸気に乗って食材に定着するのだと思います。私は最初から大さじ2ぐらいの水を入れてしまいますが、レシピにはそのようなことは書いていないので、空焚きで良いのだと思います。センサー付きコンロだと途中で空焚き防止機能が効いて火が消えると思いますので、その都度再点火して下さい。空焚き防止が効いたらその後はとろ火設定にしないとまたすぐに消えてしまいます。
完成
40分燻した直後がこちら。火を消した直後はまだこんなふうに煙が上がっていますので、冷えるまで蓋をしておきます。
冷めた痕がこちら、食材が褐色になっています。
おいしかったのは、煮玉子と、ベーコンやウインナーが美味しかったです。水分が適度に抜けて味が濃厚になっています。水分が抜けるので、燻す前より保存も効くようになります。
塩鮭をオートミールのおじやの上に乗せてみました。お茶漬けにしても美味しくなりそうです。
時間はそれなりに掛かりますが、手間とコストはあまりかからない燻製レシピでした。家族で作るとキャンプ気分が味わえるかもしれません。
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