新緑鮮やかな初夏の陽気の日、いつもとは違う滝に案内してもらいました。爽やかな素晴らしい滝でした。
塩川の滝で滝行
最小湿度1桁の夏日
滝行当日は関東地方で初の夏日、最低湿度は千葉県で10%を切るというカラッとした日差しの気持ちいい日でした。辻堂駅集合だったのですが、駅前からキレイに富士山が見えました。
塩川の滝
塩川滝は丹沢の麓の愛川町にあります。八菅山修験道の行所ということで、滝行のためにあるような滝です。場所は厚木の北方、宮ヶ瀬ダム近くになります。
新緑が眩しい
駐車場で車を降りると、眩しい新緑が目に飛び込んできます。午前11時頃だったので、陽の光も若葉を通して降り注ぎます。
駐車場で着替えを済ませてから、滝から流れるの川の脇の道を遡ってゆきますが、水が本当に綺麗です。
滝の手前には小さな滝もあります。滝壺の水が透き通っています。
滝に到着
滝は落差約15mとされていますが、多分これは最下段の滝の落差で、上に更に滝が続いています。総落差は30mぐらい有るそうです。
いざ滝行
安全祈願の祈祷を済ませて滝に入ります。下段の滝は15mと普段お世話になっている夕日の滝より落差は少ないのですが、水量が多く、滝の本流の幅が狭くて水が集中して落ちてくるので水の勢いは夕日の滝よりありました。滝壺の深さは夕日の滝と同じぐらいで膝ぐらいの深さ。とても入りやすい滝でした。
新緑を眺めながら滝の水に打たれていると本当に気持ちが良いです。水温もだいたい12-13℃ぐらいと時間を気にせずに入れる程度。思う存分に滝の水を浴びることが出来ました。
約10分滝に打たれて、だんだんと無我の境地に入ってきたところ、この滝行はインストラクターさんも一人の参加者として滝に入っています。打たれる姿もさまになっています。
今回も動画をつけてみました。
滝の後は景色が変わる
滝から上がって駐車場で着替えていると、周りの木々の緑がより鮮やかに、葉の一枚一枚がより粒立って見えるような気がしました。青空もより深い色になっています。おそらく滝行で脳の中がリフレッシュされて、景色がストレートに入ってきたような気がしました。レンズの汚れを拭き取った後のような感じです。
滝の水に打たれる痛みや冷水の冷たさは、日常生活で与えられるより遥かに強烈な刺激をもたらします。人間の体はこの刺激をそのまま受け入れると持たないので、防御するためにβエンドルフィンやダイノルフィンなどの脳内麻薬物質を放出します。それをトリガーに今度はドーパミンなどの快楽物質が放出されます。冬の滝行で身体は震えていても体の芯が暖かくなっているのもこの現象で説明できます。むしろ刺激が強い分だけ真冬の滝行では脳内麻薬の作用が強いです。ドーパミンが大量放出されると恍惚状態になってきます。脳の機能がより高まって、見える景色が変わってきます。早く言えばイッている状態になります。これが滝行の醍醐味でもあります。
ちょっとしたアトラクションも
実はこの日滝まで女装で行っていました。これはインストラクターさんが数日前に「お姫様みたいな女らしい格好も興味がある」とFacebookで呟いていたからで、「持っているので着てみます?」と振ってみたのが始まりです。服だけ持っていっても、多分着てくれないと思ったので、お手本で着ていってしまいました。ボクはもともとこういうカワイイ服が好きだったのですが、見ているうちに自分でも着るようになってしまいました。何にしても見ているだけでは満足できず、実践したくなってしまう性格がこんなところにも発揮されています。
滝行前
滝行前はインストラクターさんはボーイッシュな装い、ボクは丸襟ブラウスにレース使いのスカートです。
滝行後
滝行後はボクが着てきた服を一式まるっとインストラクターさんに着てもらいました。やっぱり本当の女性が着たほうが似合いますね。ボクは保護者のおばさんみたいになってしまいました。
少人数だったので、ある意味やり放題だった今回の滝行。気持ちよかったし楽しかったです。
その他の記事