東京を始めとした関東一都三県にコロナウィルス緊急事態宣言が発令される中、外食産業はどこも大変な状況になっていますが、サイゼリヤは営業時間を短縮しながら頑張って営業しています。
サイゼリヤのランチ
サイゼリヤのランチは、消費税増税前から税込みワンコインの500円で、スープ・サラダ付きで頑張っています。春のメニューはライスorパンとおかずのメニュー3品、パスタメニュー3品、カレーなどのご飯物3品です。まろやかデミグラスソースのハンバーグと鶏肉のトマトソース煮込み(カチャトーラ)とビーフキーマカレーが新メニューとなっています。
営業短縮と酒類制限
緊急事態宣言を受けて、営業時間は今までの23時閉店が20時閉店に短縮されています。夜の会食がクラスターになってしまったことを受けての処置と思われます。
お酒も1人2杯、ないしデカンタ1本に制限されました。下手な居酒屋よりよほどコスパよく飲めたサイゼリヤですが、そのような居酒屋のイメージを払拭させたいのでしょう。また、酒類提供を制限することでお客さんの店舗滞留時間が短くなりますので、クラスターとなりにくいという配慮もありそうです。チェーン店ですのでどこかの店でクラスター化してしまうとその後の風評被害は全店に及ぶということでより慎重になるのだと思われます。
客席も一つおき
テーブルも一つおきに使用中止として、お客さんの間の距離を離そうとしています。松屋や吉野家は肩を寄せ合うような距離で座ることもあるのに対して、客席数を半分にしてまでソーシャルディスタンスを取ろうという姿勢は好感が持てます。
ハンバーグ2点
グリルメニューはまろやかデミグラスソースのハンバーグとオニオンソースのハンバーグ。どちらの美味しそうですね。
まろやかデミグラスソースのハンバーグ
まずはまろやかデミグラスソースのハンバーグです。スープとコールスローサラダはランチメニューに共通してついてきます。
スープは結構美味しいですね。粉チーズを入れるとまた味変が出来て良いらしいのですが、あいにくコロナウィルス対策の一環で、粉チーズは店員さんに言わないと出てきません。パスタを頼んだのならともかく、スープにチーズを入れるだけで店員さんを呼ぶのも気が引けてしまいます。
ハンバーグにはデミグラスソースがたっぷりとかかっています。ハンバーグの横に半熟の卵が添えられています。
ハンバーグがどっぷり浸かるぐらいたっぷりかけられているデミグラスソースが嬉しいですね。これをごはんにかけるだけで丼飯いっぱい食べられます。
コールスローサラダは全ランチメニュー共通です。薄めの味になっていますので、どんなメニューの味も壊すことが有りません。
ハンバーグは密度の高いみっちりしたタイプです。肉汁の多いタイプでは有りませんが、肉の味がしっかりとします。
半熟卵は黄身はほとんど生でした。黄身をハンバーグの上に乗せてナイフで崩すと、ハンバーグの上のトロリと流れてきます。
デミグラスソースと卵の黄身のコンビネーションが殊更に良く、濃厚な味が楽しめます。これでスープ・サラダ付きで税込み500円は圧倒的なコスパです。
残ったデミグラスソースはやっぱりこうやって御飯の上にかけてしまいますね。ご飯に丁度よい味の濃さになっています。
オニオンソースのハンバーグ
次は元々あったオリジナルメニューのオニオンソースのハンバーグです。
こちらは少しさらりとしたソースがかかり、目玉焼きが乗っています。
目玉焼きは半熟よりは堅焼きになっています。黄身を崩しても半ば固まっていますのでそんなに黄身が流れてきません。
オニオンソースは甘みの強い玉ねぎをゆっくりと炒めたものがベースになっています。玉ねぎの香りと甘みがよく出ています。
ハンバーグはまろやかデミグラスソースのハンバーグのものと同じようです。
まとめ
どちらも完成度の高いランチメニューだと思いますが、半熟卵の半熟具合やデミグラスソースの贅沢な分量で、まろやかデミグラスソースのハンバーグの方がよりコスパが高いと思います。
サイゼリヤは営業時間の短縮や一部店舗の閉店で緊急事態宣言に対応していますが、早く正常な状態に戻って欲しいですね。
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