最近、電気圧力鍋を買いました。各種調理が簡単に出来るすぐれものですが、まずは手始めにローストビーフと海南鶏飯を作りました。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋
電気圧力鍋は最近人気の家電製品で、各メーカーからいろいろな機種が出ています。圧力焚きの機能についてはどのメーカーもほぼ横並びで、どれを買っても大して変わりません。ただ、低温調理器を兼用させようとすると、アイリスオーヤマの機器が頭一つ飛び抜けます。
温度調理モードと低温・発酵モード
モードは温度調理モードと低温・発酵モードに分かれますが、この2モードを合わせると、30-100℃の間で5℃刻みで温度設定が出来ます。また、炊飯も出来る高出力ヒーターを持っているので、設定温度まですぐ到達します。食材を20℃~50℃の温度で長く置くと、細菌繁殖により食中毒のリスクが高くなります。この時間帯を素早く通過させることで、安全に調理ができます。
ローストビーフ
ローストビーフは過去何度も低温調理で作っています。最初はシャトルシェフ、その後はヨーグルトメーカーで作っていました。電気圧力鍋を使うと、より大きな肉を安全に調理することが出来ます。
材料
牛肉もも肉ブロック 400gぐらい
玉ねぎ 1個
セロリの葉の部分 1本分
塩・黒胡椒 適量
作り方
セロリは1cm以下ぐらいに細く切り、玉ねぎは薄切りにします。
フライパンにオリーブ油を敷き、玉ねぎとセロリを炒めます。
玉ねぎがしんなりしてきたら、塩胡椒をたっぷりすり込んだ肉を入れて、表面を焼いてゆきます。
表面一回り焼色がつくぐらいまで焼いたら、ジップロックに玉ねぎ・セロリと一緒に入れて、空気が入らないように密封します。
圧力電気鍋の内鍋に肉をセットしたら、熱湯をかぶるまで注ぎ、本体にセットします。
低温加熱調理
調理モードを低温・発酵モードにしたら、温度設定を60℃にして、時間設定を2時間にして加熱します。本体付属のレシピ本だと2時間ですが、仕上がりを見たら1時間半で良かったかもしれません。これは、水でなく熱湯を入れたので、温度が上がるのがより早かったのかもしれません。
完成
出来上がったら取り出して薄切りするだけです。玉ねぎとセロリは肉の旨味を吸っているので、デミグラスソースと合わせてソースにします。赤ワインと煮込んでソースにしても良いと思います。
ローストビーフ丼
ローストビーフ丼にするときは、丼にご飯をよそったあと、レタスの葉を1枚ちぎったものと、大葉3枚を千切りにしたものを乗せます。
その上に薄切りにしたローストビーフをたっぷり積み上げ、最後にデミグラスソースで和えた玉ねぎ・セロリを乗せて出来上がりです。お好みでわさびを入れても美味しいです。
低温調理だと肉が全く固くならず、とろける食感が味わえます。
海南鶏飯
2つ目のメニューは海南鶏飯です。
材料
米 2合
鶏もも肉 1枚
長ネギ 青いところ1本分
鶏ガラスープの素 大さじ1
塩 適量
作り方
鶏もも肉は開いて、両面に塩コショウします。
長ネギは2-3cmにざっくり切ります。
研いだ米を圧力電気鍋に入れたあと、鶏肉、ネギ、鶏ガラスープを入れます。水加減は普通のご飯と同じで良いので、ご飯2合だと水は400ccぐらいとなります。水のうち50CC程度を日本酒か焼酎にすると味がまろやかになります。
調理は普通に炊飯モード
あとは圧力がかからないモードで普通に白米モードで炊き上げればOKです。
完成
出来上がりはこんな感じに、御飯の上に鶏肉が乗っかっている感じに仕上がります。
盛り付けはお茶碗を使って丸く盛り付けたご飯の脇にスライスした鶏肉とネギを盛り、肉の部分にタレをかけて出来上がりです。タレは一人分で
オイスターソース 大さじ1
ナンプラー 小さじ1
胡椒 少々
ごま油 小さじ2
ぐらいをよく混ぜれば出来上がりです。
まだ電気圧力鍋の圧力モードを全く活用できていませんが、本体付録のレシピ本だけで65種類もありますので、これからも色々なメニューに挑戦しようと思います。
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