ヨーグルトメーカーを買い換えました。このマシン、40℃でヨーグルト、60℃で麹発酵が出来るほか、65℃から70℃で低温調理までできる優れものです。しかも保存瓶でそのまま作れるお手軽さが最高です。
新しいヨーグルトメーカー
新しいヨーグルトメーカーはこちら。ドリテックの製品となります。最近はやりの牛乳パックでそのままヨーグルトが作れる製品で、更に温度設定が25℃~70℃まで1℃刻みで設定できるという優れものです。65℃~70℃を使えばローストビーフやチャーシュー、鶏ハムやコンフィも作れます。
今回で紹介するのは定番の麹発酵モードで作るものです。
塩麹
最初の紹介は塩麹です。
材料
麹 80g
食塩 25g
水 100cc
作り方
材料を保存瓶に入れ、ヨーグルトメーカーにセットする。
ヨーグルトメーカーの設定温度を60℃にセットし、8-10時間発酵させる
塩麹レシピ
塩や醤油の代わりに肉や魚を漬け込んで焼くのがポピュラーなレシピとなりますが、こんな応用もできます。
アボカドとマグロの塩麹和え
材料
ビンチョウマグロかキハダマグロ 100g
アボカド 1個
塩麹 大さじ2
作り方
材料を一口大に切り、塩麹を混ぜて和えます。ふつうはわさび醤油を用いると思いますが、塩麹を使うことで麹の香りと甘みがプラスされます。
醤油麹
塩麹よりマイルドな味で使いやすい醤油麹です。塩麹は塩の量をちょっと間違えるとしょっぱくて食べられないものが出来たりしますが、醤油麹は多少ざっくりと作っても味が破綻しないのでお薦めです。
材料
麹 100g
醤油 100CC
水 100CC
作り方
材料を保存瓶に入れ、ヨーグルトメーカーにセットしたら、60℃の設定で10時間放置すれば完成です。
醤油麹レシピ
鶏肉の醤油麹漬け焼き
材料
鶏もも肉 2枚
醤油麹 50CC
作り方
鶏もも肉に醤油麹をまぶし、ジップロックに入れて冷蔵庫で一晩寝かせる。
フライパンを中火で熱し、鶏肉の両面をじっくりこんがり焼く。焼いている間はフライパンに蓋をして、蒸気でも温めると、芯まで早く火が通ります。
金串を刺して、中心に当たる部分が熱くなっていればOKです。僕は未だにこのやり方が上手く行かず、実際に切ってしまってから芯の部分が生でもう一度火を入れたりします。
醤油麹はほんのりと甘いので、味醂や砂糖をを加えなくても、甘辛い味になります。また、麹の力で肉が柔らかく焼き上がり、冷めても硬くなりません。
甘酒
最後はこれもど定番の甘酒です。
材料
米 1/2合
麹 100g(1合)
作り方
米は5部粥の水加減にして、おかゆを作る。
おかゆが出来たら、60℃以下になるまで冷まし、麹を加える。
ボトルに入れて、ヨーグルトメーカーにセットし、60℃で10時間加熱する。
加熱が終わったら鍋に開け、一度沸騰させる
沸騰したら火から下ろし、ブレンダーで米粒を粉砕する。
最後の火入れにより、雑味が消え、甘みが増します。
米粒感を味わうなら最後にブレンダーにかけなくても良いですが、ブレンダーにかけることで口当たりが柔らかになります。
寒い季節は身体が芯まで温まりますし、これから暑くなってくると、栄養補給に欠かせないパワードリンクになります。
麹の発酵温度
麹の発酵温度ですが、調べると、発酵温度にばらつきがあります。1つは25℃ぐらいで発酵させるもの、もう1つは60℃で発酵させるものとなります。これは、菌の増殖を伴った発酵をさせるか、麹の酵素による糖化作用を重視するかの違いとなります。麹菌は25℃程度で繁殖します。一方で、デンプンを糖化させるのは、麹菌が出す酵素によるもので、この酵素が最も活発に活動するのが60℃ぐらいとなります。従って、麹菌を増殖させながら熟成させるなら25℃程度で一週間じっくりと時間をかける方法となり、糖化を重視するなら60℃で10時間程度で発酵させることになります。60℃で発酵する際には麹菌は増えませんので、麹を少し多めに使います。そして、出来上がったものは、旨味とともに甘みが強いものが出来上がります。
醤油麹や甘酒は、甘みが出たほうが美味しいので、60℃での発酵がお薦めです。塩麹は料理によって甘みが出たほうが良いものと、あまり甘みが出ないほうが良いものがあると思いますので、使い分けてください。ただ、25℃発酵だと熟成まで1週間はかかるので、その間、毎日麹を混ぜたりする手間がかかります。
その他レシピ