西川口の中国人街に続いて、興味があった蕨にあるクルド人経営のケバブ屋に行ってきました。お店の雰囲気も良かったし、ケバブも美味しかったです。
ハッピーケバブ
ハッピーケバブは蕨の駅を降りて10分弱歩いたところにあります。この近辺には日本に住むクルド人2000人のうち1000人が暮らしているという話です。そんなクルド人たちが、情報交換のために集まったり、故郷の味を求めて集まったりするのがこのハッピーケバブです。食事をしていたのは30分ぐらいですが、その間に店に居たのはクルド人と思しき中東の顔立ちの方と日本人がほぼ半々といったところでした。
客が来ると店主のお兄さんが手慣れた仕草で肉を削いでゆきます。
メニュー
メニューはケバブ中心。ピタパンに入れたケバブサンド、クレープのような皮で巻いたラップサンド、ご飯と一緒にワンプレートに盛り付けたケバブプレート等があります。
ドリンクは各種アルコールとソフトドリンクです。
アイラン
せっかくなので、ドリンクはトルコのヨーグルトドリンクであるアイランにしました。これはラッシーと違って甘みはなく、むしろ少しの塩味がついています。これだけ飲むとちょっと違和感があるのですが、ケバブを食べながらだと不思議に味がマッチします。
店内
店内はテーブル席3つとカウンター。全部で20人ぐらい入るのかなって感じです。店の中には民族音楽がかかり、シーシャの香りが漂います。僕は中東には行ったことがないのですが、シンガポールで行ったアラブ人街のレストランやインドのローカルレストランの雰囲気を感じました。
ハッピーケバブのロゴとこのタペストリーは実はクルドの民族旗をモチーフにしたものです。国家を持たずに分断されたクルド人の誇りがこんなところに現れています。
ケバブプレート
注文はケバブプレートにしました。10分ほど待って出てきたこちらは、たっぷりのケバブに中辛のソースをかけたもの、スパイシーなドレッシングがかかったトマトサラダ、あとはライスです。ライスにはショートパスタが混ざって炊かれていて、ちょっとパラッとした感じの独特なライスですが、ケバブとはよく合います。
御飯の量に比べると、ケバブが明らかに山盛りです。でも肉は柔らかくパクパク食べられてしまいます。
店主さんは、こんなふうにずっと肉を削いでいます。
周りの店
周辺にはイスラムの方の頼りとなるハラルフードの店もありました。
中国や韓国の方も多いようで、中国の調味料や韓国のキムチやコチジャンを売っている店もありました。
激安のお弁当を売る店もあって、財布が厳しいときには頼りがいがありそうです。
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