6月ー8月にはスーパーに新生姜が出回ります。これをシロップに仕立てると、自宅でジンジャーエールを作ることが出来ます。残りの生姜で佃煮を作るのも美味しいです。
新生姜シロップと佃煮
材料
新生姜 大きめのもの1個
グラニュー糖 150gぐらい
生姜シロップ
100%レモンジュース 50CC
生姜佃煮
醤油 50CC
みりん 50CC
作り方
生姜は皮をむいて千切りにします。
ボールに入れてグラニュー糖をまぶします。
ガラスポットに入れて、数日~一週間置いておきます。
ガラスポットに入れる時、飛び散るとグラニュー糖をめがけて蟻がたかりますので、気をつけてください。生姜を先にガラスポットに入れて、グラニュー糖を後から入れても良いかもしれませんし、逆に先にグラニュー糖を入れても良いかもしれません。別々に瓶に仕込んだ時は、瓶を閉めた後でよく振ってグラニュー糖を均一にまぶしてください。
一週間経つと、生姜から水分が出て全体のかさが減ってきます
水を加えて炊飯器の保温モードで一晩加熱する
ガラスポットから炊飯器に移し、水を300-400CC加えます。
そのまま保温モードにセットして一晩置きます。
これは生姜の辛味成分である、ジンゲロールとショウガオールが60℃ー70℃で活性化されるためです。ですので、加熱しないと生姜の辛味が出てきません。
逆にジンゲロールとショウガオールは85℃以上で分解してしまうそうなので、保温モード加熱が最適であることになります。更に高温で加熱するとジンゲロンという別の成分が生成されますが、これも生姜の辛味成分です。
加熱した後で匂いを嗅ぐと、生姜の香りが強く出てくることがわかります。
ザルで漉してシロップと生姜に分離する
ザルで濾して、シロップと佃煮のもとになる生姜に分離します。
シロップの方はレモン果汁を加えます。新生姜の種類によりますが、レモン果汁を入れるとピンク色に変色することがあります。新生姜はピンク色のイメージがあるので、うまくピンク色になると嬉しいのですが、この日は少し赤っぽくなっただけでした。
出来上がったシロップで早速ジンジャーエールを作りました。時々バーでモスコミュールを頼むときに出てくる、辛口のジンジャーエールの味が出ました。生姜の辛味が強く出ています。
佃煮を作る
残りの生姜は鍋にあけて、醤油と味醂を同量入れて、味がしみて汁がなくなるまでに15分ぐらい煮てゆきます。胡麻や粒山椒を入れるとより本格的な味になると思います。
新生姜シロップと佃煮出来上がり
新生姜シロップと生姜の佃煮が両方完成しました。これで暑い夏も夏バテしないで乗り切れるのではないかと期待しています。
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