先日、ヨーグルトメーカーを買って、豆乳ヨーグルトを作った記事を上げましたが、実はこのヨーグルトメーカーを買った本当の理由はこちらです。
今まで、シャトルシェフやステンレスの水筒を使って甘酒を作った記事を紹介していますが、実は、甘酒を作るには、55℃~60℃という狭い温度レンジで8時間保温しなくてはいけないので、結構大変でした。これは、麹が澱粉を糖に分解する温度が55℃~60℃であるためです。40℃近辺でも麹は活動しますが、乳酸発酵をしてしまうので、酸っぱい甘酒ができてしまうのです。甘酒版ヨーグルトって訳ですね。
今回もヨーグルトメーカーはこちらの物を使っています。
材料
米 1合
麹 1合
作り方
まず炊飯器でお粥を作ります。鍋で炊いてもOKです。水加減は、5分粥のラインで炊いて下さい。
水加減はこんな感じです。
これでお粥を炊くと、出来上がりはこんな感じに
次に、粥をヨーグルトメーカーに移し、温度が60℃を下回るまで冷まします。70℃以上の状態で麹を投入すると、酵母が殺菌されてしまい、発酵しなくなります。
これは最初の状態。このまま60℃以下になるまで冷まします。
[追記]しっかり冷ますのが面倒で、68℃ぐらいで麹を入れてしまったら、甘みが足りない甘酒が出来てしまったことが有るので、60℃以下まで一回冷ますのはきっちりやって下さい。
60℃になったら麹を投入します。うちで愛用しているのは業務スーパーで売っている菊川米麹1kgです。
これを1合計量して(大雑把で構いません)
ヨーグルトメーカーに投入します。お玉でざっくり混ぜた後は、温度を60℃、時間を8時間にセットして、後は放置です。時間はかかりますがとっても楽ちん。
発酵完了
甘酒の香りがしていればOKです。甘みも出てきていると思います。
追記:2016年10月9日
10月5日のはてなのホッテントリで「ゆるりまあるく」さんがもっと詳しいレシピを紹介されていました。さすがホッテントリに上がるだけあってレシピも詳細。甘酒応用レシピまで載っています。火入れしたほうが甘みが増します。
早速やってみました。
火入れする
完成した甘酒を一度沸騰させることで甘みが強くなり、麹がが不活性になることで保存性も良くなります。
粉砕する
お好みですが、ブレンダーで粉砕するとお米のつぶつぶ感が無くなって飲みやすくなります。粉砕後はこんな感じになめらかになります。
冷蔵庫で保存
火入れしてある場合、冷蔵庫に保存していれば、1週間以上は味を保つことが出来ます。
これから寒くなるので、頻繁に甘酒が飲めると助かります。
ジンジャーシロップを少し入れると、生姜甘酒になって、また絶品です。
ヨーグルトメーカーレシピ
過去レシピ
甘酒に生姜シロップを入れると美味しいですよ。甘酒の粒を潰すときはミキサーよりブレンダーのほうがお手軽です。