うちには一才柚子の木がありますので、冬になると毎年かなりの個数の柚子の実を収穫できます。柚子の実はポン酢や柚子ジャムに活用しますが、去年から柚子胡椒も自宅で作るようになりました。
去年も製作記事を上げています。今回は今年1回目の仕込みを行なった制作記事となります。
去年の柚子胡椒製作記
最初は頑張って柚子の皮と青唐辛子をすり鉢ですり潰していましたが、二回目はすり潰し工程をフードプロセッサーに任せて大幅に省力化したところがポイントです。
3回目の制作となる今回も地味に進化した点があります。
材料
青唐辛子
青唐辛子は前回同様アメ横センタービル周辺の中華食材ショップで入手したものです。値段はどこのお店でも100g300円で統一価格ですので、適当な店で購入していただければ結構です。今回はセンタービル地下一階の三幸商店で100g弱の分量で250円で袋詰されていたので、それを買いました。
下ごしらえとしては、ヘタを取って、縦に半分に割ってタネをスプーンでこそげ出します。
青唐辛子の汁が手についた状態で目などの粘膜部分に触れると悶絶しますので気をつけて作業して下さい。
柚子
手前の大きい柚子2個は、11月29日のまるごと高知の#ゆず活イベントに参加した際におみやげで貰ったもの。その他は家のゆずの木で収穫した一才柚子の実です。普通の柚子と一才柚子では実の大きさが倍以上違います。
今回の新兵器
今回の新兵器はこの100円ショップで売っているピーラー。柚子胡椒では柚子の皮だけを使いますが、柚子の皮を包丁で削いでゆくのはけっこう大変です。これをピーラーで剥いてゆくと結構薄く、サッサと剥いてゆくことができますので、かなり省力化することが出来ました。
柚子の皮
柚子の皮はこんな感じになります。これを青唐辛子と一緒にフードプロセッサーに入れて、全体が細かくなるまで1-2分回します。
全体が細かくなったら、ボールに移し、100CCの保存瓶あたりで塩を大さじで3杯ぐらい加えてよく混ぜれば完成です。
瓶に入れて冷蔵庫で熟成させる
広口瓶の中に入れて、蓋をして冷蔵庫で熟成させます。熟成してくると青唐辛子の緑色がだんだん落ち着いた色になってゆきます。
一週間ほど寝かしておくと、こんな感じに随分色と香りが落ち着いてきます。1ヶ月ぐらい寝かせれば良いと思います。
ゆずぽん酢を作る
皮がなくなった実の方は、半分に切って果汁を絞ります。種がいっぱい入っていますので、ボールの上にザルを置いて、その上から手絞りで絞ってゆくと、あとでザルに残っている種を捨てれば良いので簡単です。
ゆず果汁が絞れたら、出汁と醤油を入れれば完成です。
今回は既に味の付いているアゴ出汁を頂いていたので、これとゆず果汁を合わせました。すこし塩分が足りなかったので、醤油も少し足してあります。
出来上がったゆずポン酢は瓶に入れて食卓に出します。
鶏の水炊きにこのポン酢を入れて食べたら、柚子の香りが口いっぱいに拡がり、絶品でした。
残りのワタと袋の部分も煮出してゆずドリンクになります

残りのワタと袋の部分は鍋に入れて、水100ccぐらいとグラニュー糖50g-100g位を入れて20分ぐらい煮出すと、柚子の香りとちょっぴり苦味の効いたシロップが出来上がります。ワタと袋の部分にはペクチンがたくさん入っているので、とろみのある液体になります。
これをザルで漉して、瓶で保存します。
炭酸で割ってもお湯で割っても美味しいゆずドリンクができます。
以上、捨てる場所のない柚子活用法でした。
まるごと高知さんのゆず活ブログ
こちらでも色々なゆずの利用法が紹介されています。