真冬の滝行が大好きで、このブログでも度々紹介させていただいています。ことしは久しぶりにラニーニャ現象が出現して、寒冬になりましたので、楽しみにしていました。ちなみに前回のラニーニャ現象は2020年夏~2021年春、2017年秋~2018年春、2010年夏~2011年春だそうです。
2017年秋~2018年春の時はかなりの寒冬で、東京でも氷点下4℃になるなど、記録的な気温になりました。このときも滝行しました。
久しぶりの氷爆で滝行
朝の冷え込みはなかなか
Googleの天気予報は、標高も加味した気温予報が出てきます。滝があるところは南足柄市矢倉沢というところにあり、標高は500mぐらいあるのですが、ここでは朝方-7度まで下がったそうです。この予報だと12時でも0℃になっていて、実際の現地の気温は3℃だったので、ここまで下がっていなかったようですが、それでも-5℃ぐらいまで下がったと思います。ちなみにこの日の小田原の最低気温は-3.6℃でした。
富士山がお出迎え
集合地点は新松田駅なのですが、ここから富士山がきれいに見えると、気分が上がります。富士山がクリアに見える日は、空気が冷たいことが多いです。
鹿が出る山
滝の手前の山には猪や鹿が出ます。道の途中に猟師さんの家があり、以前は良く猪の毛皮が干してあったのですが、今回は鹿の毛皮が干してありました。
氷瀑に再会
滝の飛沫が氷点下の気温で冷やされ、滝の裏側の岩にはびっちりと氷柱が付きます。滝の下の岩の上には氷のコーティングがされていました。
この滝には年間2-3回滝行に来ているのですが、氷に彩られると一段と美しく見えます。
この滝に入れると思うと、ワクワクしてきます。ちなみに、この時点で気温は3℃、水温は3.7℃だったそうです。
いつもの滝装束
滝装束はいつもどおりの小さな褌1枚です。小屋で着替えをしてから、滝前での儀式、滝行をして戻るまで、1時間半の間、気温3℃の中、この格好で通しました。もちろん寒いですが、耐えられない寒さではありませんでした。身体より足の先が冷たくなるのがきつかったです。
3℃の水に8分打たれました
滝行はいつもの通り足柄修験の会で参加しました。
この会では毎回10人~20人の方が参加しており1度に3-5人が入滝するので、他の方が写っていない画像や動画は少ないのですが、最近は前半のグループで入滝して、次のグループまで跨って入っていることが多いので、前のグループが終わって、次のグループが来るまでの間、滝を独り占めすることが出来ました。
動画も時間短いですが、残すことが出来ています。
最初ガタガタ、後からポカポカ
気温3℃の中1時間以上裸で過ごし、その後8分間3.7℃の水に打たれていましたので、当然身体は冷え切ります。滝から上がった後、小屋まで戻るまでの5分間は生まれたての子鹿のようなヨタヨタ歩きでしたし、小屋に戻った後はストーブの前で15分ぐらいガタガタ震えていました。小屋に戻って他の人が着替え終わるぐらいの10分後ぐらいから、小屋の前で火渡りが出来るのですが、今回は残念ながら火渡りもパスしました。
でも、震えが収まる頃になると、体の芯から暖かさが全身に行き渡ってくるのを感じます。一度暖かくなると、コートなし、セーター1枚でも全く寒さを感じません。また、朝から手先と足先が冷えていて、滝前でも足の冷えが辛かったのですが、一度体が暖まり始めると、冷え知らずになりました。身体が全開で熱生産している感じがして、気分的にも高揚感がありました。このポカポカは夜寝るまで続きました。
前回の氷瀑は2018年の時で、既に4年前になっています。次にきれいな氷柱になるのはいつになるか分かりませんので、今シーズンの間、何回か氷爆での滝行を楽しもうと思っています。
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