隠れ三滝の滝行をした後は、歩いて山を降り、途中で温泉に入ってお蕎麦を食べて帰りました。
霧降の滝
実は隠れ三滝は4回目でしたが、今まで一度も霧降の滝を見ていませんでした。今回時間に余裕があったので、初めて観瀑台まで行きました。遠景に女峰山を望むことができました。雄大な滝を見ると、ここでも打たれたくなりますが、ここの滝壺に行くのはかなりのハードコースで、登山の素人には危険だそうです。
日帰り温泉 ほの香
霧降の滝から山を降りてゆき、日光駅までの道のりのちょうど半分ぐらいの丸見バス停前のホテルカジュアルユーロの附属施設の歩帰り温泉施設です。
定員5人ぐらいのこじんまりとした温泉ですが、弱アルカリ泉のかけ流しで、リラックスできます。
管理人は常駐はしていないので、入泉券を買い、チケットを券売機にぶら下がっている箱に入れて入場します。
温泉成分は炭酸水素イオン、炭酸イオン多め、pH8.8なので、典型的なアルカリ泉です。おゆはちょっとぬめりがあり、肌がツルツルになります。
湯船は内湯も露天もこじんまりとしていますが、清潔です。内湯はぬるめ、露天は熱めでした。源泉温度で45℃なので、加温はしているのでしょう。かけ流しなので、少しづつお湯がオーバーフローしていました。
生そばやまがたや
お風呂でゆっくりした後は、隣りにあるお蕎麦屋にお邪魔しました。
メニュー
メニューは湯葉そばと天ぷら御膳、天重
天ざるそば、天ぷらそばとご飯物がありました。
店内
店内はテーブル席と小上がりがあり、結構広かったです。厨房は一人で切り回しているようで、混んでいると大変そうです。
天ざるそば
天ざると湯葉の単品を注文しました。天つゆもちゃんと付いています。
天ぷらは海老が2本とピーマン、茄子、かぼちゃ、舞茸というオーソドックスなネタ。舞茸が香り高くて美味しかったです。海老は少し粉っぽい感じが残ってしまっていました。
湯葉
湯葉は出汁と醤油で炊いた巻き湯葉の煮物。大豆の香りが漂い、上品に仕上がっていましたが、せっかく産地なので、引き上げ湯葉の刺し身も食べたかったです。
絶品手打ちそば
そばは看板メニューだけあって、蕎麦の香りもコシも喉越しも満足できるものでした。水が良いので、そばは美味しくなりますね。
いかにも手打ちと言う感じの幅広そばが混じっているのもご愛嬌です。
食べ終わるぐらいのタイミングで蕎麦湯を出してくれました。
蕎麦湯だけで飲んでも、ちょっと香ばしい香りがして美味しかったですよ。
瀧尾神社
まっすぐ山を降りれば20分ぐらいで東武日光駅に着きますが、今回は山を巻いて歩いて、瀧尾神社まで行きました。徒歩で3.4kmの行程になります。瀧尾神社は二荒山神社の別宮となります。
運試しの鳥居
鳥居の真ん中の穴に投げた小石が通れば良いことがあると言われる運試しの鳥居。ひょっとしたらこの神社でいちばん有名なスポットかもしれません。
楼門
朱塗りの楼門は本殿と合わせて重要文化財になっています。元禄10年(1697)に移転移築されました。
ご神木・三本杉
瀧尾神社の一番のパワースポットになる三本杉、弘法大師がこの山で修業をした時に、田心姫命が現れた場所とされ、古代より滝尾神社の最も神聖な場所とされています。
白糸の滝
瀧尾神社は水の神です。本殿脇の泉は、酒の泉と言われ、弘法大師がこの泉の水を神様に奉納したことで知られています。この白糸の滝も弘法大師が修行をした場所と言われていますが、斜めの岩肌を滝が滑り落ちるように流れ落ちる滝なので、ここで滝行をするには、滝に寝そべるように身体を預ける必要があります。滝壺は浅いので、滝行はできそうです。
開山堂と観音堂
瀧尾神社から神橋の方に戻る途中に開山堂と観音堂がありました。開山堂は勝道上人の霊を祀るところとし、朱塗りで重層宝形造りという建築方法のお堂を建て、これが開山堂となりました。ここも重要文化財です。
観音堂は「香車堂(きょうしゃどう)」とも呼ばれ、将棋の香車が多く奉納されているお社です。香車は戻らずに直進する駒のため、妊婦がこの駒を借りて帰り、自宅の神棚に祀ると無事出産できると言われています。
神橋
東照宮、二荒山神社本宮の脇を通り、やっと神橋まで戻ってきました。
日光の観光地らしい場所を見るのは本当に久しぶりでした。
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