東京近郊で木枯らしが吹き、紅葉シーズンも終盤を迎えてしまいましたが、11月初旬に那須に紅葉を見に行った時に、和食の美味しいお店に行きました。
茶屋 卯三郎
茶屋 卯三郎は那須高原のセンターである広谷地の交差点から白河の方に300mほど進んだところにあります。古民家の建物をそのまま使った店内では、田舎料理が提供されていて、田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に来たようにリラックスできるお店です。
メニュー
メニューはけんちん汁とお餅がメイン。ごはんも炊き込みご飯があり、田舎うどんと組み合わせることもできます。
単品で田楽やお餅を追加することもできます。
おなご膳
初めてでしたので、できるだけ沢山の種類を食べたいと思い、レディースセット相当のおなご膳にしました。季節のおこわ、五目おこわ、けんちん汁、煮物、小鉢、漬物のセットになります。おこわは2種類がひとつのせいろに入っています。+150円でデザートが付けられるのですが、この日のデザートはわらび餅でした。
煮物
煮物はしいたけ、人参、がんもどきなどを薄味の出汁で炊いたもの。ちょっとおしゃれな感じの煮物となっています。
おこわ
おこわはささげのような小さな豆を炊き込んだものと、五目おこわ。どちらも契約農家から取り寄せたこだわりのお米ともち米を使っているので、お米の味と香りが良いです。卯三郎膳だとそれぞれのおこわがせいろ一枚づつになるのですが、半分づつのおなご膳が丁度よい量でした。
漬物
料理が美味しいお店だと、漬物が美味しいですよね。特にこのお店は田舎料理を標榜していますので、漬物はもはやメインディッシュの貫禄を持っています。
けんちん汁
そして、このお店の顔でもあるけんちん汁。世間の喧騒を忘れる事のできるホッとする味のするけんちん汁でした。大根や人参などの根菜がどっさり入っているのですが、野菜から出る優しい出汁が全体の味をなじませています。けんちん汁というと、醤油味のイメージが有るのですが、ここは味噌味でした。田舎らしいですねぇ。
わらび餅
デザートに追加したわらび餅が秀逸でした。ちゃんとわらび粉を使っていると思われる、プルプルのわらび餅は優しい甘みで、きなこの香ばしさもいい感じです。
お抹茶で食べたいスイーツでした。
この日はお友達に連れて行ってもらったのですが、車が無いとなかなか行きにくい場所かもしれません。那須高原の和食屋の中では一番美味しいという評判もありますので、機会がありましたらぜひ一度お立ち寄りください。
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