今まで、アンテナショップのイートインやバーカウンターで地酒の試飲をしてきましたが、ここはその番外編的なお店です。
両国の駅に隣接して-両国-江戸NORENというフードコートが出来ました。建物は1929年(昭和4年)に造られた元両国駅舎を利用したものです。総武線は1972年に東京地下駅で横須賀線と直通運転になるようになるまで、房総半島方面への長距離列車は両国駅発となっていて、両国はターミナル駅でした。従って、その駅舎も上野駅などのターミナル駅をひと回り小さくした程度の堂々とした外観となっています。
-両国- 江戸NOREN
天井を支える鉄骨の枠に開業当初の雰囲気が残っている、東京NORENのアトリウムの真ん中には、両国国技館の玄関駅ということもあって実物大の土俵が拵えてあります。
その土俵を囲むように11の飲食店が並び、2階に1軒の飲み屋さんがあります。
土俵を囲む飲食店街
なかなかレトロな雰囲気で、歩き回るだけでも楽しいです。
東京商店
今日の目的のお店は、その江戸NORENの中に入居する東京商店。東京の造り酒屋や東京にあるブルワリーの製品を集めて、店内で飲めるようになっている、東京産限定の角打ち酒屋だそうです。
お店の前には杉玉や酒樽があって、造り酒屋っぽい構えになっています。
角打ち出来ます
入り口には「1杯200円~」「東京都内の日本酒」「飲み比べできます」「角打ちできます」と精一杯アピールしています。
店内販売コーナーで地ビールも販売
店内販売コーナーでは、深大寺ビールや東京のカクテルである電気ブランのハイボールなどが売っています。これらはおみやげとして持って帰ることも出来るし、奥で飲むこともできます。飲む場合は持ち込み料100円が追加で必要となります。
日本酒も揃います
日本酒や梅酒もあります。日本酒は奥の角打ちエリアでは自動販売機で買えるので、対応する番号が付けられています。
缶詰もあります
角打ちのつまみもありますが、缶詰で角打ちの雰囲気を出すことも出来ます。
東京の蔵元案内
東京の蔵元を紹介する掲示とマップが有りました。酒作りには良い水が必要なため、良質な地下水が得られる多摩地区の蔵元が多いですが、唯一23区内の蔵元が北区の赤羽近くにあります。
角打ちメニュー
角打ちメニューはこんな感じ。日本酒はグレードによって200円-400円、生ビールは300円、つまみは200円ー500円と角打ち価格です。
日本酒自動販売機
東京商店の最大の売り物は、純米酒10種、吟醸酒10種、大吟醸酒10種を揃えた日本酒自動販売機です。お酒のグレード毎に3台の機械に分かれていて、純米酒は50CCで200円、吟醸酒が300円、大吟醸酒が400円の設定になっています。
ここまでの10種類が純米酒。
こちらが吟醸酒となります。
大吟醸酒は今回飲んでいないので割愛します。
つまみ3種盛り合わせ
その日のおつまみから3種を一口づつ盛り合わせた、おつまみの盛り合わせ。この日は漬物とわさび漬けと揚げごぼうの甘酢漬けでした。
テーブルは酒樽
テーブルは酒樽の上にガラスを置いたもの。インテリアとしても秀逸です。角打ちや立ち飲みであるような、有りものを並べたのではなく、そのために懇切丁寧に作った感じです。お洒落すぎちゃって、角打ちらしくは無いのですが、インテリアとしては有りです。
1杯目は丸真正宗吟醸
1杯目は23区内の蔵元に敬意を表して、丸真正宗の吟醸にしました。スッキリ爽やかな飲みくちです。
生ビール
二杯目はビール。ここでは、プレミアムモルツ薫るエールが出されています。通常価格300円ですが、キャンペーン特価と言うことで、200円でした。これも自動販売機にコインを入れると出てきます。マシンとグラスは空港のラウンジにあるものと同じです。
注ぎ終わると最後にきめ細かい泡だけが継ぎ足されて、泡で蓋をする感じになります。マシンの動きを見ているだけでも面白いです。
ちょっと濃い目のプレモル薫るエールが日本酒向けのちょっと濃い目の味付けのおつまみによく合います。
二杯目は嘉泉純米
二杯目は人気ランキングトップの嘉泉の純米酒にしました。福生にある蔵元のようです。丸真正宗よりどっしりとした味ですが嫌味はなく、美味しいお酒です。
卵黄醤油漬け
おつまみでここのおつまみメニュー人気筆頭の卵黄の醤油漬けを追加しました。卵黄ですが醤油の塩分で締まっていますので、箸で切れます。
ビールおかわり
最後はせっかくのキャンペーンでしたので、ビールを追加して締めることにしました。
チェイサーやちろりもあります
チェイサーや燗酒用のちろりも有りますので、飲んでいる途中にチェイサーで一息付くことも出来ますし、燗酒を楽しむこともできます。
角打ちの利用案内
角打ちの利用案内です。お店のおつまみは持ち込み自由みたいですね。
メニュー
メニューはこんな感じ。うるめいわしを七輪で炙っている方もいました。
店内キャパが20人弱ぐらいなので、混んでくると動きが大変な気がしますが、月曜-木曜なら比較的空いていますので、ゆっくりと飲める場所だと思います。
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