前回に引き続いて、川崎西口創業50年の老舗です。
とんかつ 多つ田
一つ前のエントリーの狸小路飯店に行った時に、Facebookに上げたら、元上司が「多つ田には行かないの?」ってコメントを入れてきたので、早速行くことにしました。元上司は「狸小路の向かい」と言っていましたが、狸小路よりかなり先になります。昔勤務していた工場からだとこちらのほうが近くなります。
ランチメニューは900円
夜はロースカツ定食1200円などがメインになるのですが、ランチメニューはヒレカツともう一種類の揚げ物の合盛りで900円となっています。もう一種類の揚げ物は鶏の唐揚げか串カツかあじフライです。
店内
店内は恐らくほとんど改装をしていない、昭和の薫りの強い内装です。厨房と向かい合いのカウンターが3席の他、椅子席と小上がりがあります。この日は12時前にお伺いしたのですが、私の他に先客が一人カウンターでかつが揚がるのを待っていました。
ひれかつとアジフライ
本当はとんかつ屋で食べるのはロースカツのほうが好きなのですが、ランチセットにはひれかつしかありません。もう一品を何にしようか迷いましたがあじフライにしました。これが正解だったように思います。
ひれかつは赤身がきっちりと締まっている感じ。堅くはないですがロースのように脂身が溶け出す感じはありません。ひとくちカツサイズが2個なのですが、もう少し大きい塊で1個のほうが食べでがあってよかったかなと思います。
想像以上に良かったのはあじフライの方です。こちらも小アジが2匹だったのですが、小アジとは思えないほどふわふわの食感で、味も香りも良かったです。この食感は、小田原や茅ヶ崎の漁港に近いお店に行った時以来です。
付け合せ
つけあわせはお新香と沢庵と小さな冷奴です。分量は少ないですが、箸休め的にはちょうどよい感じです。
味噌汁
味噌汁はシンプルですが、なぜか生の千キャベツがそのままひとつまみ入っていました。ちょっとおもしろい食感です。とんかつ屋らしいといえばらしいですが。
ソース
ソースは中濃ソースととんかつソースがあり、とんかつソースは自家製か自家調合らしく、陶器の壺に入っていました。このソースは濃厚でとんかつによく合っていました。
昭和の時代からそのまま、昼はサラリーマンのランチを、夜はサラリーマンの酒の友を提供し続けていたようなお店。こんなお店がまだ頑張っているのが川崎です。
その他の食レポ