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足柄の夕日の滝で滝行をしてきました。

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先日、久しぶりに神奈川県の夕日の滝で滝行をしてきました。その様子をレポートしたいと思います。まだ水温がさほど下がっていなかったので、長時間の滝行をすることが出来ました。

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(注意:滝行装束が褌なので、男の尻なんか見たくないという方はスルー推奨です) 

夕日の滝 

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神奈川県南足柄市にある夕日の滝。電車とバスで行く場合は、小田急線の新松田駅から箱根登山バスの地蔵堂行きのバスに乗ります。約1時間で地蔵堂に着きますので、そこから歩きます。 

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こちらがバス停の脇にある地蔵堂です。滝行の無事をしっかりお祈りしました。

夕日の滝の位置はこのあたりになります。

水曜、土曜、日曜は足柄修験の会が滝行体験会を開催しており、参加すると新松田駅からの送り迎えがあります。初回参加費9000円、2回目以降6000円かかりますが、バス代が1300円ほどかかりますので、実質参加費は4700円となりますね。初心者はきちんと指導者のついている滝行体験会への参加をお勧めします。

takigyou.jp

滝は水量多め

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今年の秋は台風が何回か来たりしたり、雨が多かったので、水量はいつもより多めでした。冬の水量の少ない時期に比べると2倍ぐらいでしょうか。2週間前の台風が来て直後だと更にこれより倍以上の水量になっていたようです。

本当に水量が多いとこれぐらいになるのだそう。こんな荒くれた滝にも打たれてみたいですが、これだけ水の勢いがあると上から小石ぐらいは落ちてきそうです。

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出典:自然も禊ぐのかしら | ☆夕日の滝へいらっしゃ~い☆


今回訪れた日は、気温は13℃ぐらい、水温もそれぐらいで、まだ寒さ冷たさが体に堪える程ではありません。

滝へ向かう

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滝から5分ほど下流にバンガローや滝行の会の小屋があり、ここで準備をすることが出来ます。また、滝の脇のお堂も改修されて、荷物を置いたりすることも出来るようになりました。ただし、お堂はオープンスペースなので、着替えする際には要注意です。

金太郎の力水

バンガローからこの赤い橋を渡ると金太郎の力水と言われる湧き水があります。これは湧き水を更にろ過しているので、安心して飲むことが出来ます。天然バナジウム水です。

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地図で見ると、真ん中の橋が2枚上の赤い橋になります。滝に行くときは右(地図だと下の方)に曲がります。

見返り地蔵

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橋を渡ってすぐのところに見返り地蔵というお地蔵さんがあります。ここでも滝行の無事をお祈りしておきましょう。

滝へ向かいます

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この後は滝まで緩やかな上り坂になります。以前はここから先は道がなかったのですが。最近立派な遊歩道ができましたので、歩きやすくなりました。特にこれから先、雪が積もっているときなどは歩き易さが全く違います。

不動明王に安全祈願

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滝の脇にもお堂が有り、不動明王が祀られています。今までは普通のお堂でしたが、最近リニューアルされて、祭壇の位置が奥に下がり、祭壇の前にテラスのような空間になりましたので、荷物はここにおいておくことが出来るようになりました。

入滝儀式

滝に来たらすぐに滝に入れるわけではなく、一連の儀式があります。最初に上にあるように、滝の脇にある不動明王に滝行の安全をお祈りします。唱えることが出来る人は般若心経を唱えましょう。覚えていない人は不動明王の真言である「のうまく・さんまんだーばーざらだん・せんだん・まーかろしゃーだーそわたや・うんたら・たーかんまん」を唱えても良いですし、

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もっと簡単に「南無大聖不動明王」と唱えても良いと思います。

その後、滝前の広場のようになっているところで、船漕ぎ、九字切りという動作をします。

船漕ぎ

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船漕ぎは、船のオールを漕ぐような動作をします。禊や滝行の際に、準備運動と精神集中を兼ねて、「エイホ・エイホ」と大きな声を出して体を大きく動かします。

九字切り

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その後九字切りと言って、滝の四方に向かって漢字の九の字を書きます。これによって自分の周りに結界を張って身辺の安全を守る意味があります。

滝に参拝

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最後に滝に向かって二礼二拍手一礼にて参拝します。祝詞を上げられる方はここで祝詞を上げると良いでしょう。祝詞を知らなくても「祓い給え浄め給え畏み給え」と唱えるだけでも良いでしょう。

入滝

ここまで来ると、いよいよ入滝です。気をつけて滝壺に降りて滝に入ってゆきます。

水業

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最初に滝壺の水深が膝から腰ぐらいの場所で体を水に沈めて水の冷たさに体を慣らします。だいたい10秒ぐらい水に浸かります。

入滝 

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いよいよ滝に入ります。滝の勢いが想像以上に強く、うまく立たないと水の勢いに弾き飛ばされてしまいます。

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こうなってしまうと、全身に水のベールを纏ってしまって、どこに人がいるのか分かりませんね。真ん中の白い塊が人間になります。

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この動画では最初に水に弾き飛ばされて前につんのめってしまっている様子が収録されています。

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その後は水の勢いが強いところを狙いながら、10分、5分、15分と、全体で30分ほど滝に打たれました。
真冬に水温が5℃以下になるような時期だとこんなに長く入滝出来ませんが、今はまだこれぐらいの時間なら体力が持ちます。最初は水圧の痛さにめげそうになっていましたが、時間を経るに連れて自然の感覚になってくるので不思議です。

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滝の中に入らないと見られない景色も見ることが出来ます。

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レンズに飛沫がかかったりぶれたりしていますが、動画でも撮ってみました。バーチャル滝行をお楽しみください。

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次は真冬の氷柱の下がる滝で10分、せめて5分以上連続して入滝したいと思います。今まで2分ぐらいしか入れていなかったですが、今回15分入れたので、次は行けるような気がしています。

過去の滝行記事 

www.take--chan.tokyo

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