田西口は、立ち飲み屋、居酒屋、スナックが立ち並ぶ、呑ん兵衛の街です。そんな中に台湾の屋台料理を出す店が出来ていました。
OH茶 台湾味小吃
お店の名前はOH茶2號店、もともとはタピオカミルクティなどを出すドリンクスタンドだったのですが、2017年12月に別の台湾料理屋の跡に2號店を出店。台湾屋台料理を中心に展開して、台湾味小吃を称するようになりました。
店外の看板には牛肉麺、蚵仔煎、麺線などの台湾屋台料理が写真入りで並んでいます。
店内
店内は厨房前にカウンター席が3席。その他に4人がけテーブル席が3つとこじんまりとしています。厨房内がゴチャゴチャなのは台湾人デフォなのでしょうか。
メニュー
メニュー表紙は学校のノートのようになっています。國民小学と書いてあるところで台湾を主張しています。
メニューは牛肉麺や麺線、担仔麺のような屋台料理の定番が並びます。現地ではどれも80元(300円程度)の料理が600-900円になってしまうのはやむを得ないところですかね。千と千尋の神隠しで出てきた肉圓もあります。
鶏の唐揚げ(鶏排)や酸辣湯もありますね。まさに台湾屋台料理大集合の感があります。
ドリンク類も各種ジュースと愛玉子、タピオカミルクティーなどの定番があります。元々ドリンクスタンドからスタートしたお店ですので。
ジャスミン茶ハイ
牛肉麺だけ頼むつもりだったのですが、どうも飲み物はデフォで頼まなくてはいけないようで、ノンアルのジュースでも良かったようですが、ジャスミン茶ハイにしました。
サービスでたたききゅうりが付いてきました。お店の人が「日本人ってきゅうりが嫌いな人が多いみたいだけど大丈夫?」って聞いてきましたが、僕はたたききゅうり大好きです。
牛肉麺
メインの牛肉麺です。辛さは微辣、中辣、大辣から選べて、中辣にしたのですが、かなり辛いです。そして、紅焼牛肉麺だともっと五香や八角の香りがしそうなのですが、それらの香りはあまり感じません。牛肉の出汁がよく出ていて、こってりとしたスープです。高菜がたっぷり乗ってますが、高菜はそんなに辛くありませんでした。
麺は、種明かしの「ハナマサの中華麺」の袋が調理場に置いてありましたが、そんなところも屋台飯っぽくて逆に好感が持てます。ちょっとインスタントラーメンっぽい喉越しと匂い。嫌じゃないです。
牛肉はホロホロに煮込まれた筋肉がゴロンゴロンと5-6個入っていました。これだけ大盤振る舞いなら、980円という値段設定もやむを得ないかもしれません。
中の牛肉をつまみにジャスミンハイを飲めるレベルでした。
もう少し予算があったら、台湾屋台飲みをしたくなるようなお店です。店の中は台湾から来ているお客さんも多く、店内には台湾訛の中国語や台湾語が飛び交い、まさしくリトル台湾でした。