角打ちの酒屋さんって、昼間から飲んでる飲兵衛さんが集まって酒屋の店先で飲んじゃうようなスタイルのところと、お店自慢のお酒をその場でテイスティングするスタイルのところがあります。ここはおしゃれにテイスティングする角打ち酒屋です。
鈴木酒販小売部
鈴木酒販さんは都内の飲食店に酒類を卸している問屋さん。小売部門のある酒屋は三ノ輪と秋葉原にあり、どちらにもおしゃれな角打ちがあります。
三ノ輪は以前訪問しています。
そんな鈴木酒販さん、万世橋にほど近い場所に新しいお店をオープンしました。
鈴木酒販 小売部 神田店 オープンいたしました。 – 鈴木酒販
鈴木酒販小売部 神田店
場所は万世橋にほど近い場所ですので、秋葉原駅から向かうと、電気街に出て、中央通りで左折したあと、万世橋を渡ることになります。
万世橋は何時見ても絵になります。
近くには万カツサンドスタンドバーもある
肉の万世の向かい側のガード下には、万カツサンドをつまみにビールを売っているスタンドバーもあります。
向かい側はお肉の殿堂、肉の万世ビル。こちらも地下には「大人のドリンクバー」アルコール飲み放題のスタンドバーがありますね。
外観
オフィスビル街に現れるお店。梵と獺祭のサインがそそりますね。どちらも正規取扱店となっており、獺祭については粕取り焼酎もほぼ置いてあります。貴重なお店です。
更に、4合瓶は冷蔵ショーケースで保存販売。1升瓶は冷蔵ワインセラー(部屋ごと冷蔵庫)での保存販売という徹底ぶりです。日本酒は流通過程での温度管理が重要な事をよく分かっていらっしゃっています。
メニュー
日本酒メニューは日によって変わります。おつまみのメニューはほぼ固定。豆腐の醪漬けである豆酩やのしホタルイカなど、日本酒好きにはたまらないツマミが揃っていますが、ワイン好きな方はグラスワインがありますし、角打ちなので販売しているワインを購入して飲むことも出来ます。また、各種クラフトビールも売り場に冷やしてあります。
おしゃれなカウンター
新しいお店なので、カウンターもピカピカ。カバンを置く場所がちゃんとある他、携帯電話充電用のコンセントも準備されていて至れり尽くせりです。
鶴齢純米酒
この日はメニューから鶴齢純米酒をチョイスしました。米どころ魚沼郡の青木酒造のお酒。ここは仕込み水の味がちょっととんがった独特の味をしています。その水で仕込んだ鶴齢も、スッキリ淡麗だけど芯がしっかりしている、骨太なお酒です。
豆酩
つまみは豆酩にしました。豆腐と醪が渾然一体となっていて、ねっとりとした舌触りがチーズのようですが、味は爽やかな甘みと塩っぱさで、ストレートな感じの鶴齢にとても良く合います。
つまみ一皿で、半合のグラスがちょうどよい感じです。
このお店、テイスティングが主目的ですので、一人二合以上は販売しません。日本酒であれば四杯でオーダーストップです。そんなところも好感が持てますね。良いお酒は酔っ払う前に味わいたいものです。
営業時間は夜9時までですので、会社帰りにふらっと寄ることも出来ますよ。
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締めはてんやのビールセット
まぁ、これだけでは晩御飯になりませんので、てんやに寄って、ビールセットで締めました。
ビールの定価が400円のところ、天ぷら四種盛りとセットで580円と非常にお安い設定になっています。
ビールの注ぎ方が上手です
既に何度か指摘していますが、てんやはビールのグラスの保温、ビールの泡の具合などがいつも絶妙で、また、雑味が無いのでビールサーバーの洗浄にも気をつけている様子があります。チェーン店ですが、複数のお店で感じましたので、チェーン本部で指導しているのでしょう。好感が持てますね。
天ぷらもサクサクと揚がっており、大満足でした。
これで角打ちからトータルコストで1060円ですので嬉しいですね。
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