以前訪問し、あまりの居心地の良さとお酒の美味しさ(と量の多さ)で帰り道に撃沈した村田屋酒店。名誉挽回してきました。
前回は、とても美味しくお酒を飲んだところは良かったのですが、その後歩けなくなり、上野駅にたどり着けなくなり、ついでに定期入れと携帯も路上で紛失(その後、優しい方が警察に届けてくださり、回収できました)という、「酒に飲まれる」顛末になってしまったのですが、同じ間違いは二度はしないでしょう。と言うことでの再訪です。
下町のコミュニケーションスポット 村田屋酒店
営業時間更に延長です
以前訪問時はラストオーダー21:30、閉店22:30だったのですが2017年11月からラストオーダー22:00、閉店23:00に延長されていました。元々遅くまで営業する角打ちと思っていましたが、宵っ張りに磨きがかかってきていました。
合鴨スモーク
メニューは値段を含めて前回と変わらず、つまみは一品200円から400円ぐらい。お酒は日本酒(1.4合)が390円から440円、生ビール380円という値段設定です。
安くてたっぷり、長時間居やすいというのがこのお店の特徴です。
一ノ蔵
スタート一杯目は一ノ蔵です。一ノ蔵は宮城は大崎市という仙台と一関の間にある酒蔵。日本有数の米どころで作られるお酒は、吟醸ではない普通の本醸造酒ですが、雑味がなく滑らかです。
焼きそば
こういった普通の料理が出てくるのもこのお店の特徴です。角打ち、酒屋の一角とは思えない品揃えです。
テーブルが狭いので、食べ終わっていない合鴨スモークはやきそばに乗せてしまいました。
屋台の焼きそばのようなちょっと甘いソースで味付けられた香ばしい焼きそばです。
東光
二杯目は米沢の小嶋総本店が醸造する東光。上杉家の頃から続く造り酒屋で既に23代目だとか。先程の一ノ蔵と同じ390円ですが、こちらは純米酒です。よりスムースな喉越しです。気を付けないと前回と同じように酒に飲まれてしまいます。
鮭の塩焼き
鮭の塩焼きもありました。御飯のおかずでなくこれだけでつまむことを考えて、かなり甘塩になっています。生鮭に塩を振って焼いているのかもしれません。
日本酒にはこういう和のおかずが合いますね。
煎り銀杏
季節のメニューとして煎り銀杏です。200円でしたが、たっぷり入っていました。こういうシンプルなツマミで呑みだすようになると、いよいよ沈没モードです。
今回は適度なところで離脱し、無事家に帰りました。
お客さんとの会話
この日のお客さんは、近所で工場をやっていたり、自営業をしていて、そろそろリタイヤしようかという70歳前後のおじさんが多かったです。皆さん、大手自動車会社や大手電機メーカーに部品やデザイン画を提供している町工場の親父さんだったので、日本の製造業の行く末の話や、バブルの頃の派手なナイトライフの話で盛り上がりました。僕は入社直後ぐらいがバブルのピークで、実際にバブルの頃に社外の人と交流することはなかったのですが、先輩に連れられて片鱗は見ていますので、皆さんの話題の輪に入って色々お話することが出来ました。
このお店、基本的には常連さんの会話の輪の中にみんな巻き込まれる下町井戸端会議スタイルですので、そういうのが好きな人にはたまらないと思います。初対面の人とは話せないという人が、いきなり一人で行くのはきついかもしれません。
でもそんな人でも巻き込まれてしまう強引さと人の温かさがあります。
お会計
一ノ蔵 | 390円 |
東光 | 390円 |
焼きそば | 380円 |
鴨スモーク | 300円 |
鮭塩焼き | 250円 |
銀杏 | 200円 |
合計 | 1910円 |
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