若葉の緑が目に眩しい季節です。陽の光を透かして風に揺れる若葉を見ていると、「きれいだな」という感覚と同時に「おいしそうだな」という感覚も芽生えてきます。
もみじの天ぷら
芽生えてすぐの若葉は、毒のある葉でない限りたいてい食べられます。こんな黄緑色の若葉なら、苦味も少ないですし、柔らかいはずです。これを天ぷらにしてみましょう。
衣は普通に天ぷら粉に溶き卵を混ぜたものです。ゆるめの衣を薄めにつけます。
この時は衣がうすすぎて、揚げている間に殆ど落ちて、素揚げになってしまったので、緑色が抜け落ちて茶色になってしまいましたが、食感はパリパリとしていて、美味しかったです。多少葉っぱらしい苦味がありますが、それもまた春の味に感じられます。軸の部分は揚げても固いので、
楓の葉の天ぷら
紅葉より大きい葉の楓は、より食べごたえのある天ぷらになります。ただし、黄緑色の若葉を使わないと固くなり、苦味も強くなります。
葉っぱの保存方法
若葉は摘むとすぐにしおれてしまいますが、このようにジッパー付き袋に少し水を入れ、軸のところが水に付くようにして入れておくと、比較的長い時間保存することが出来ます。
天ぷらにするのは紅葉の葉と同様、薄めに溶いた天ぷら粉と卵の衣を使います。油の温度は高めのほうがカリッと揚がります。
揚がった葉っぱはこんな感じ。熱が加わることにより、やはり鮮やかな緑色は抜けてしまいますが、葉っぱらしい緑色がまだ残っています。
天つゆより、塩をパラッと振って食べたほうがサクサクの食感がよく生きます。
春菊のかき揚げ
以前、かき揚げはダイソーのかき揚げリングを使うと失敗せずに揚がるという記事を書きました。この記事、未だに時々アクセスしていただいているのですが、実はかき揚げの場合、浅いフライパンで揚げるとバラバラにならないことが分かりました。
今いる場所に天ぷら鍋がない事がきっかけだったのですが、やむなく、フライパンに油を5cmぐらい張って、揚げてみたのですが、そうするとかき揚げにしてもばらばらになりません。揚げ物が既に鍋の底についた状態で揚げられるのと、油が浅いために油の対流がなく、かき混ぜられないためではないかと思います。
かき揚げは180℃~190℃の少し高めの油温で、カリッとするまで揚げるのが良いです。揚げが足りなかったり、油温が低いと、柔らかいベチャッとした感じになってしまいますが、その際は2度揚げするとカラッと揚がります。
油の量が少ないので、油温を調整するのが難しいですが、最近は温度調整のついたコンロもありますので、そのようなガスコンロや、IH調理器を使っている場合は、機械任せで油温が調整できるので楽です。
そうでない場合は、音が決め手です。カラッと揚がる時は油の音が軽く弾けるような感じになります。
以上春の天ぷら3品でした。
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