先日、足柄の夕日の滝で滝行したばかりですが、今年は久しぶりの寒冬なので、またまた凍っていそうな滝に行ってきました。以前も2回ほど行ったマックラ滝です。
真冬のマックラ滝で滝行
東武日光駅の氷のモニュメント
日光は滝が多いということで、東武日光駅前には滝のモニュメントが有るのですが、連日の寒気によりバッチリ氷瀑のモニュメントになっていました。滝に向かう気分が上がってきます。
気温はそんなに低くない
滝の住所で天気予報を出したら、最低気温は-4℃、入滝予定の時間で2℃ぐらいとそんなに低くはなくちょうど良さそうです。
滝への道は程よい積雪
チロリン村入り口から林道に入ると、5cmぐらいの積雪がありました。軽い雪で締まっており、歩きにくさはありません。街用のスノーブーツだったのですが普通に歩けました。むしろスニーカーの方が滑りにくかったかもしれません。
氷のモニュメント
丁子の滝の入口に氷のモニュメントがありました。丁子の滝ではアイスクライミングのための氷壁を作っていて、その為に沢から導水して水を撒いているのですが、その導水路から散水して氷柱を作っているようです。
丁字滝
ちょっと寄り道して、丁字滝に来ました。滝の左右は散水で作った氷壁です。この時は朝早かったので誰も居なかったのですが、帰りがけに寄ったら右側の氷壁にアイスクライミングの方が居ました。実は帰りにこの滝にも入るつもりだったのですが、ちょうど滝に入る場所がアイスクライミングのベースになっていたため、じゃまになると悪いと思い、入滝は断念しました。
道の途中では湧き水が凍った場所がそこここにあります。岩の上も凍っているので滑らないように用心深く歩く必要があります。
玉簾滝
玉簾滝は夏より水量が少なく、滝前の乾いた場所が多かったので、夏場より簡単に滝前に到達することが出来ました。滝壺の透明な水が綺麗です。この滝は南に面しているため、氷結することはありません。
マックラ滝に向かうに連れ少し雪深くなってきました。人の足跡より動物の足跡のほうが目に付きます。
マックラ滝
霧降の滝バス停から1時間ほどでマックラ滝に到着しました。滝の左右には見事な氷柱が下がっています。樹齢300年の沢胡桃が滝を見守っています。
滝前は飛沫が岩の上に凍りついて、お饅頭のような形になっていました。表面はガチガチツルツルで、アイゼンがなければこの上を歩くことは出来ませんので、一般装備の人はここまで近づくのが限界でしょう。滝に入る時は左側に見える沢に入ってしまい、水の中を進むほうが安全です。
これは滝の右の方に登っていって撮ったものです。氷柱が見事です。
いざ滝行
では、着替えて滝に向かいます。日が差していたので、意外に寒くない。ここまで歩いてきて身体が十分に温まっていたためかもしれません。
氷瀑の滝行
滝壺に着くまでは結構ハードな道のりがありましたが、滝壺についてしまえばそれなりに広い場所があり、準備に困るようなことはありませんでした。3分ほど打たれましたが、水温はおそらく5℃ぐらい(水温計を持ってゆかなかったのが悔やまれます)景色は凄いですが、滝行の厳しさとしては、夕日の滝と大差ありません。水量が少ないので、30mの滝の圧力もそれほどは感じません。
ただ、また雪と氷の中を戻らなくてはいけませんので、無我の境地に至る前に切り上げました。本当だったらここで10分ぐらい入って、あっちの世界まで行ってしまいたい気持ちなのですが、単独行なので、万一のことがあったらそのまま遭難してしまいますので、我慢して退出しました。
玉簾滝でお替り滝行
ちょっと物足りなさがあったので、丁字滝でもう一回滝行しようと思ったのですが、アイスクライミングの方がちょうど滝の入口にいたので、玉簾滝でもう一回滝行しました。この滝は落差10m程なのですが、水量があり、滝壺も腰程度と丁度よい滝でした。ここでも3分ほど入り、その後滝壺でちょっと泳ぎました。すごく気持ちの良い清々しい滝行となりました。
動画はこちらから
滝行の様子を動画にしました。絵にすると氷塊がすごいですね。後ろに長い氷柱が折れて突き刺さっているのも見えます。
最後は昼ごはんを食べ、温泉に入って帰りました。お邪魔した温泉は霧降の滝と東武日光駅の間にある、ほの香です。こじんまりとした温泉ですが、源泉かけ流しで、アルカリ性の湯が肌をツルツルにしてくれて、まだ手先足先に残っていた冷えをすっかり温めてくれました。
体の中を全部入れ替えたような感覚になれた滝行になりました。
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