今日はインド・パキスタン風の炊き込みご飯、プラオを紹介します。
インドの炊き込みご飯と言えばビリヤニになりますが、これはスパイスと肉と野菜とお米を積層して蒸す、かなり手の込んだ料理。それに対してプラオは普通に炊き込んで作るので、だいぶ手軽です。実際にビリヤニはインドでも宮廷料理となりますが、プラオはパキスタンの家庭料理です。
マトンプラオ
材料
マトン肉(ラム肉) 200g
玉ねぎ 200g
パプリカ 100g
にんにく 2かけ
クミンパウダー 大さじ2
コリアンダーパウダー 大さじ2
カルダモンパウダー 大さじ1
ガラムマサラ 大さじ1
コンソメ顆粒 大さじ2
ジャスミンライス 2合
水 3合
作り方
日本だと、ハラルフード店に行かないとなかなか塊のマトンは売っていません。肉のハナマサなどの大きな肉屋だとラム肉は塊やスライスがありますので、それでも構いません。
適当に一口大に切ります。にんにくはスライスにします。
肉とにんにくから炒める
フライパンに多めに油をひいて、肉とにんにくを炒めてゆきます。にんにくの香りが油に移って米や野菜に移ってゆきます。
米と玉ねぎとパプリカを入れて炒める
肉に火が通ったら、スライスの玉ねぎとパプリカ、ジャスミンライス(バスマティライス)を入れて炒めます。
玉ねぎとパプリカは今回は冷凍品を使っています。スライスする手間がないので手軽です。米が透明になるまで油をなじませながら中火で炒めてゆきます。
スパイスを入れる
火が通ったら、スープを入れて炊き込んでいくのですが、スープを入れる直前ぐらいにスパイスを入れます。パウダースパイスだと適当に入れてゆけばなんとかなりますので手軽です。
スープを入れて炊き込む
お湯にコンソメ顆粒を溶かして、フライパンの中に入れ、中火でそのまま沸騰させ、沸騰したら弱火にします。この時、蓋はしてもしなくても構いません。
15分ぐらい炊くと、米が水分を全部吸って、フライパンの中に水分が見えなくなりますので、こうなれば完成です。火を止めた直後はまだ米に芯があって、少しべしゃべしゃした感じですが、20分ぐらい蒸らすと全体がなじんできてふっくらした感じになります。
米を炒めてからスープで炊く方法は、パエリヤでも同じです。スパイスではなくサフランなどを入れて、マトンでなく魚介を入れるとパエリアになります。
完成
意外と手軽にできる本格インド料理です。そのままでも美味しいですが、上にプレーンヨーグルトをかけるのもおすすめです。これは、ライタというプレーンヨーグルトに少量の塩を入れたもので、スパイスの辛味を中和してくれ、マイルドになります。
結構簡単なので、カレーを作るつもりの時にちょっと変化球で良いと思います。
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