日光は四十八滝とか七十二滝とか言われるほど滝の多い場所です。前回、霧降隠れ三滝のうちマックラ滝と丁字滝に入らせていただいたので、今回は隠れ三滝全てに入ってきました。
霧降隠れ三滝
霧降隠れ三滝は霧降の滝の上流にある丁字滝、玉簾の滝、マックラ滝の三滝を総称した呼び方です。霧降の滝から三滝をめぐるハイキングコースがありますので、入口となる隠れ三滝入り口のバス停から30分ぐらいで一番奥のマックラ滝までたどり着くことが出来ます。
また、一番奥のマックラ滝の近くには林道が通っており、林道を歩くと時間は同じぐらいですがほぼ舗装道路を歩くことになりますので、軽装でもたどり着くことが出来ます。
行程
今回のコースは
東武日光 10:00
隠れ三滝入口 10:13
マックラ滝 10:45
マックラ滝滝行 11:00-11:30
玉簾の滝 12:00
玉簾の滝滝行 12:00-12:30
丁字滝 12:40
丁字滝滝行 12:45ー13:15
隠れ三滝入口 13:44
東武日光 13:56
という行程になりました。
マックラ滝
今回、まだ10月で、湿った森の中を歩くハイキングコースだとヤマビルの襲撃にあいそうだったので、できるだけ林道コースを使うことにしました。バスで隠れ三滝入り口まで行くと、バス停が林道入口になるので、そのまま林道を歩いてゆくと、20分ぐらいで、滝前の広場に着くことが出来ます。マックラ滝は三滝の中で一番奥で一番大きいですが一番アクセスの良い滝です。
滝前に滝を横切るように沢が流れていますが、その前に広場があります。そこで着替えなど滝行の準備をすることが出来ますので、この滝が一番環境が整っています。丸木橋のような橋で沢を渡って2-3分歩くと滝下に到着します。
マックラ滝は霧降隠れ三滝の中で一番大きく落差30m、幅10mぐらいの直瀑ですので、いつもお世話になっている足柄の夕日の滝より一回り大きな滝になります。
滝に入ると、水量も水圧も夕日の滝の水量の多い時と同じくらいかそれより少し強い当たりでした。動画撮影や写真撮影がうまく出来ず、10分1本のつもりでしたが、結局10分強を2本入りました。
マックラ滝から丁字滝・玉簾の滝に移動
次の丁字滝・玉簾の滝は、滝の前にマックラ滝のような広場がないので、荷物をひろげてゆっくり着替えることができません。このため、最低限の服を羽織るだけで、荷物を纏めて林道を戻りました。
ヤマビル対策
移動の際には靴下を履かずに、素足が露出してしまうので、ヤマビルが気になったのですが、ヤマビルは下から這い上がってくると聞いていたので、足首、ふくらはぎ、脛あたりにたっぷりサラテクトを吹き付けておきました。
結果、多少服を着ていた林道では全くヤマビルに遭遇しませんでしたが、滝装束になった(私の滝装束は褌一丁です)林道から滝に向けたハイキングコースに入ってから、太腿に一匹喰らいつかれました。肌を露出した部分にはサラテクトをきちんとかけておけば大丈夫なようです。
玉簾の滝
玉簾の滝は落差は6mと低いのですが、沢筋的には霧降川の本流になるので水量は多いです。竜頭の滝のように真ん中で二手に分かれてしまうのですが、両方とも豊富な水量です。
右の滝の滝壺は腰ぐらいの深さ、左の滝の滝壺は膝位の深さでした。水量は上で入っている右の滝の真ん中が一番水量が多いです。
この滝で問題なのは滝の前に乾いた広場が無いことです。なので、この日は林道の丁字滝入り口の分岐点で滝装束になってしまい、濡れても良い服と靴で15分ぐらい歩いて滝に向かっています。ハイカーが多い時期だったら、裸の男が歩いていたらぎょっとされてしまいますが、幸い紅葉がまだ始まっていない平日だったので、誰とも出会うことはありませんでした。落差が6mと低いことと、直瀑ではない事から、滝の当たりはマックラ滝よりはるかに優しく、細かい水の粒が体に落ちてくる感じで非常に柔らかく優しい滝でした。
丁字滝
丁字滝は玉簾の滝から歩いて10分弱で到着しますので、玉簾の滝から上がったままの格好でそのまま移動しました。ただ、サラテクトが水に流れてしまったと思うので、再度たっぷりと吹きかけました。
丁字滝は一枚岩を水が滑り落ちるように流れ落ちる滝です。メインの滝の落差は10mですし、支流にかかる滝なので水量はさほどでも無いはずなのですが、非常に狭い幅に水が集中するので、水流を受け止めるのが大変でした。脇の方の水流が若干弱いところから入らないと滝壺の反対側まで流されてしまいますが、滝壺も一枚岩を穿ったプールのようになっているので、滝壺から押し出されてしまうことはありません。
玉簾の滝も丁字滝も、写真や動画の撮影が最初うまく行かず、それぞれ10分を2本づつ入ってしまいました。都合、20分×3滝で60分水に打たれたのでさすがに体が冷え切り、体力も奪われてきたので、ちょっとだけ滝下のプールのようなところで水遊びをして切り上げました。
もう少し沢で遊ぼうかとか、丁字滝の下まで完全に降りてみようかなとも思いましたが、それは諦め、林道に戻ってから服装を整えて帰りました。
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