中三依の滝に行った後、鬼怒川公園駅前のお食事処でお昼を食べました。
最近、鬼怒川温泉はゴーストタウン化が凄まじく、メインの鬼怒川温泉駅を降りても廃墟の群れが待っていたりするのですが、一駅離れた鬼怒川公園駅の駅前はもともとあまり観光施設がなかったので、むしろ平和でした。
旬菜処 いずみ
駅前ロータリーに面したところにある旬菜処 いずみ は、天ぷらとお蕎麦が売りのようです。岩魚のから揚げも有るということですので、期待しないで入ってみたのですが、期待以上のお店でした。
岩魚のから揚げと舞茸天ぷら付き生ゆばそばを注文
せっかくなので、ちょっと贅沢して、岩魚のから揚げ単品(600円)と舞茸天ぷら付き生ゆばそば(1300円)を注文しました。結果的には、美味しかったのは岩魚のから揚げと湯葉とお蕎麦だったので、岩魚のから揚げと生ゆば刺しのセット(1500円)が一番コスパが高いかもしれません。
岩魚のから揚げ
岩魚は鮎よりも清流にしか住まない川魚です。こういう場所に出てくるのは天然物ではなく養殖だと思いますが、養殖場もきれいな冷たい水が無いと養殖できない魚です。山女より冷たい水を好むので天然の場合はより上流域に住むのだそうです。
塩焼きで供されることが多いですが、この店ではから揚げで出されます。ゆっくり揚げるので、頭も骨も丸ごと全部食べることが出来ます。爽やかな川魚の香りがします。鮎よりも香りが強いです。
味を付けずに揚げているので、ちょっと醤油をかけたほうが美味しかったです。
舞茸天ぷら付き生ゆばそば
岩魚のから揚げを食べ終わったぐらいのタイミングで舞茸天ぷら付き生ゆばそばが出来ました。1時過ぎのタイミングでお店に入り、他に注文待ちのお客さんは居なかったことから、こちらのほうが調理に時間がかかっていたようです。そばを打ってから茹でていたのかな。。。
湯葉が美味しい
湯葉は小皿に乗っているのですが、重なって盛り付けていて、結構ボリュームが有りました。日光は湯葉が名産ですので、このお店も生湯葉の入手ルートを持っていると思われ、香りの良い美味しい生ゆばでした。
舞茸天ぷら
舞茸の天ぷらは天つゆではなく、抹茶塩で食べるタイプ。ちょっと衣が油っぽいのが残念でした。これぐらいだと、大根おろしの天つゆで食べたほうが美味しかったかもしれません。
そば
そばは文句なしに美味しかったです。粉は地物かどうか分かりませんが、おそらく自家製麺だと思います。香りがよく、歯ごたえもしっかりしていて、それでいて喉越しの良い、滑らかなそばです。この地域は美味しいお蕎麦屋さんが軒を連ねているので、競争が大変だと思いますが、おそらく他の店と引けをとらない実力があると思います。
蕎麦湯もちゃんと出てきます。しかもちょうど食べ終わったぐらいの時に熱々を持ってきてくれました。
鬼怒川公園岩風呂
この店から線路を跨線橋で渡って5分ぐらいの所に公営の鬼怒川公園岩風呂があります。入浴料は700円と格安で、広い露天風呂が堪能できます。雪の中を歩いた冷えと疲れが一気に解消されました。
朝はまだ雪が降っていましたが、帰ることには、大谷川の鉄橋から男体山がきれいに見えました。
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