隼人瓜という瓜を頂いたので、きんぴらと漬物にしてみました。
隼人瓜のきんぴらと粕漬け
ハヤトウリとは
ハヤトウリはメキシコ南部から南米北部にかけての熱帯アメリカが原産とされるウリ科ハヤトウリ属のつる性植物になる実です。
このサイトによると一株で100個〜200個も成るらしく、庭に植えていたものが出来すぎたということで頂きました。味の方は
パリっとした歯ごたえと、クセのない味なので生のままサラダや漬け物にするほか、炒め物や煮物などにも使えます。果肉は固くしっとりとしていて、緻密な質感にも関わらず、水分が多い野菜です。
との事で、冬瓜や白瓜のように、漬物や煮浸し、きんぴらにするのが良さそうです。
形はこんな感じ
形は外側に縦方向に深いシワが有るのが特徴です。一方縦に割ると瓜によく有るような中央の空洞は無く、種は中心に小さいものが有るだけです。一方で、皮は煮ても炒めても固いので、シワの奥まで皮を剥かなくてはいけません。シワに沿って包丁を入れれば皮を剥きやすいかもしれません。ここが一番大変だったところです。
隼人瓜の粕漬け
最初の1個は粕漬けにしました。酒粕200gぐらいと塩50g位をよく混ぜ、その中に皮を剥いた隼人瓜を漬け込んで3日〜1週間ぐらいおくと、酒粕の甘さが生きた奈良漬のようなパリパリした歯ごたえの漬物になりました。隼人瓜はもともと白瓜と比べると少し甘みが有るので、漬物としての味も趣が有ります。
隼人瓜のきんぴら
残りの2つはきんぴらにしました。同じように念入りに皮を剥いて、薄切りにしてから、ごま油を引いたフライパンで炒めます。
火が通って透き通ってきたら、鰹だしか昆布出汁大さじ2、醤油大さじ2、味醂大さじ2を入れて、汁気が無くなるまで更に炒め煮にします。
最後に唐辛子を振り入れれば完成となります。
火が通ると、パリパリとした食感よりしっとりと柔らかい感じになりますが、家常菜としておかずの追加1品として使えます。冷蔵庫に入れておけば1週間以上は持ちます。
元々の隼人瓜の甘さが少し有るので、好みの分かれるところがありますが、この季節らしい料理になるとおもいます。
煮浸しも、冬瓜と同じ要領で作ることが出来ます。煮浸しは、隼人瓜の甘さが美味しく感じられました。あまり味を濃くしないのが良いと思います。
なかなか八百屋に並ばない食材では有りますが、出回ると安く手に入りますので、見かけたら、手に入れて、お好みの料理にしたらいかがでしょうか。
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