群馬県渋川市から吾妻川沿いにさかのぼった、東吾妻町の養魚場併設の食堂で食べる巨大鱒の話です。前日に泊まったお宿はこちらで紹介しています。
宿から1時間ほど車で走ると到着する、渋川近郊の養魚場です。ここでは魚の養殖を行う傍ら、料理も出してくれます。
目玉は、2年もののニジマスで1匹2kgにもなるぎんひかりの料理です。
あづま養魚場
お伺いしたあづま養魚場は渋川から吾妻線沿いに草津の方角に15分ぐらい車で走った、東吾妻町の箱島というところにあります。箱島は日本百名水にもなっている箱島湧水という湧水がある場所で、きれいな水が豊富にあります。7月には蛍も沢山見ることが出来るそうです。この水を使ってニジマス・イワナ・ヤマメの養殖を行っているのがあづま養魚場です。
外観
食堂のある建物は、料亭のような堂々とした外観です。養殖池がちょうど日本庭園の池のように見えます。
立派な入り口を入ると
こんなレトロな受付があります。
部屋からの景色
部屋からは釣り堀や養殖池が見えます。夏場になるとこの釣堀は人で溢れるのですが、オフシーズンの冬場は人はまばらです。
メニュー
メインのメニューはぎんひかり1本まるまる使ったぎんひかりづくし。4-5人で食べるだけの分量があって、7000円との事です(6000円だったのが値上げしたようですが、それでもリーズナブルな値段だと思います)
その他にも定食や一品料理、お酒やソフトドリンクがあります。ビールは瓶ビールです。
ぎんひかりとは
ぎんひかりは、元々自然界に存在していた3年物のニジマスを選択養殖したものです。1年余計に養殖することで、大きさが2kgを越えるぐらいまで成長し、しかも肉質劣化がないというものです。
調理の前に丸ごとのぎんひかりを持ってきて見せてくれます。ついさっき養殖池から上げたものです。デカイ・・・
口もデカくて迫力があります。
ヤマメのなめろう
ここではヤマメも養殖していますので、やまめのなめろうを頂きました。ヤマメのいくらは黄金色に輝いています。味の方は淡白な鮭という感じ。いくらの方も生臭さがほとんど無くて、上品な味です。鮭のいくらよりすぐに潰れて、プチプチ感は少ないような気がしましたが、塩漬けの期間が短いせいか薄塩な感じで素材の味が生きている気がしました。
黄金いくらが輝いています。
ギンヒカリづくし
ここからは待望のギンヒカリづくしです。
刺し身
半身は刺身にしてもらいました。鮭と比較すると身がよりプリプリしていて弾力が強い感じです。
腹の部分は脂がよく乗っていました。
フライと唐揚げ
残りの半身をフライと唐揚げと塩焼きにしてもらっています。唐揚げは皮の部分がパリパリになっていました。フライは身がふっくらとしています。
塩焼きは、マスの塩焼きなのですが、新鮮なので生臭さがまったくなく、脂もよく乗っていて美味しかったです。
あら汁
背骨や頭などのあらの部分はあら汁にしてもらえます。魚の出汁がよく出て、コクが合って美味しいあら汁でした。
4人で食べてお腹いっぱいになりました。ヤマメのなめろうは別料金で一鉢800円を2鉢頼んだので、全部で8600円、一人あたり2150円となりました。
過去の食レポ