初夏になって、スーパーに新生姜が出回る季節になってきました。生姜シロップは根生姜でも作ることはできますが、新生姜のほうが香りと辛味が優しいので、家庭向けです。自家製のジンジャーエールと残りの生姜で作る佃煮を紹介します。
生姜シロップ
作り方
生姜を千切りにする
シロップにするのであれば、千切りでなくても、薄切りや斜め切りで良いです。佃煮ではなく、生姜の砂糖漬けを作る場合は、2-3mmぐらいの厚さに切るのが良いでしょう。今回はシロップを漉した後に残った生姜は佃煮にするため、最初から千切りにしてしまっています。
ガラス瓶に入れて、砂糖をまぶして一晩置く
大きめの広口瓶にしょうがを入れたら、砂糖をたっぷりまぶします。今回特大の生姜一個で作りましたが、砂糖はだいたい200gぐらい入れています。
一晩置くと、生姜から水分が出て、瓶の1/3ぐらいまで水位が上がってきます。
水を加えて、炊飯器の保温モードで数時間加熱する
水を500CCほど加え、炊飯器の保温モードにセットして、4-6時間加熱します。これは、生姜の辛味成分のショウガオールとジンゲロンは60℃~80℃程度で生成され、100℃になると破壊される成分ということなので、70℃程度となる電気釜の保温モードが最適ということになります。
数時間置いておいたあとお釜の蓋をあけると、生姜のいい匂いが漂ってきます。
ザルで漉して、生姜とシロップを分離する
このあと、ザルで漉して、生姜とシロップを分離します。シロップにはレモン汁を加えると、味のアクセントにもなりますし、新生姜の種類によっては色素が反応してきれいなピンク色になることがあります。(今回はなりませんでした)
あとは、保存瓶に入れておきます。冷蔵庫に入れておけば1ヶ月ぐらいは保存できます。
ジンジャーエールが一番
シロップの使いみちは色々あると思いますが、やはりジンジャーエールが一番でしょう。カナダドライより遥かにドライです。バーで辛口のジンジャーエールを出してくれるところもあるのですが、それよりも辛いです。
お酒が行ける人ならウォッカを入れてモスコミュールも良いでしょう。ラムにもよく合いそうです。
生姜の佃煮
残りの千切り生姜は醤油と味醂とお酒で煮て佃煮にします。
作り方
砂糖がもともと入っているので、砂糖は入れません。味醂もあんまり入れると甘くなりすぎる場合があります。
醤油と味醂とお酒をそれぞれ大さじ2杯づつぐらい入れて、煮詰めてゆきます。
汁気がなくなったら完成
汁気がほぼ無くなるまで煮詰めたら完成です。
ごまを振るといかしたおかずになります
そのままでも良いですが、白ごまをふりかけるとおしゃれなおかずになります。常備菜にしておくと重宝します。
こちらも冷蔵庫に入れておけば数週間大丈夫です。
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