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中三依 どんどん滝 雪深い滝での滝行

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前々回紹介した浅間大滝は気温-7℃の寒い滝、前回紹介した観音山不動滝は水温-0.5℃の冷たい滝でした。今回紹介するどんどん滝は雪深い場所にある雪の中の滝です。

この冬、夕日の滝で2回、マックラ滝、浅間大滝、観音山不動滝とここで計6回滝行をしていますが、多分これで最後だと思います。ヒルが出る前の早春のマックラ滝はまた行きたいとは思っています。

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中三依どんどん滝

浅間大滝や観音山不動の滝に比べると圧倒的にマイナーな滝です。中三依は日光市北部、五十里湖の源流の男鹿川沿いにあります。東武鉄道鬼怒川線と直通する野岩鉄道に中三依温泉という駅があり、ここから歩いていける場所ですが、湯西川温泉駅から北は気候的には南会津になり、豪雪地帯で知られるところです。

www.google.co.jp

雪がない時の写真だと、滝と言っても半分はコンクリートと石積みで作られた半人工の滝です。滝の脇に水道管のような構造物も見えるので、水利施設なのかもしれません。しかし、冬になると人工的に作った部分が雪と氷に覆われ、自然の滝の趣が出てきます。

野岩鉄道・会津鉄道もPasmo・Suicaは使えません

野岩鉄道は東武鉄道鬼怒川線から直通運転されていますが、線内でPasmo・Suicaが使えません。野岩鉄道のHPでは

PASMOSuica ご使用の皆様へ~

野岩鉄道・会津鬼怒川線はPASMO・Suicaのエリア外になりますので、PASMO・Suicaでのご乗車はできません。

(PASMO・Suicaで会津鬼怒川線までご乗車されますと、車内または着駅での「現金精算」と、後日PASMO・Suicaエリア内の駅改札口で「カードの処理」が必要となり、お客様に手間がかかってしまいます。)
会津鬼怒川線へのご旅行の際は、乗車券をお求めください。

と書かれています。

首都圏と栃木・会津を結ぶ「ほっとスパ・ライン 会津 鬼怒川 線」野岩(やがん)鉄道株式会社

今回は野岩鉄道に直通する汽車が鬼怒川温泉駅始発だったので、鬼怒川温泉で一度下車してきっぷを買いました。下今市発会津田島行きの電車の場合は、東武線に乗る駅から目的駅まできっぷを買っておいたほうが良いです。

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駅前から雪国

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駅のホームに到着すると、既に雪深く、駅前は1mぐらいの積雪があります。

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自動車が走る道路は除雪されていて歩きやすい

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雪に閉ざされた景色が続きますが、滝までの国道や市道は良く除雪されていて、普通の靴で歩けます。僕はその後河原を歩くことを考えてゴム長靴を履いていました。

どんどん滝入り口から河原に降りる道は注意が必要

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日光市立三依小中学校への道が別れた少し先に道幅が広がった場所があり、よく見るとどんどん滝の看板がかけてあります。雪がないときはこの看板の下あたりから河原に降りる道があるのですが、雪が多いときはこの場所が道路除雪の雪捨て場になっていて、川辺の崖ギリギリまで1mぐらいの雪山が出来ています。ここから降りようとすると下手をすると河原まで滑落してしまいます。きちんとした道はありませんが、市道の道幅の広がる場所が始まるあたりから降りると、河原に降りる道に出ることが出来ます。この場所で既に50cm以上の新雪が積もっていますので、長靴を履いていても雪が靴の中に入ってきました。

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これが滝に降りる道の下から見上げたところです。左上の方に上がると何とか市道に出ることが出来ます。

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下の方は、以前は道がついていたそうですが、台風で道が流され、今は湧き水の沢を下る必要があります。下まで降りてしまえば滝は目の前です。

滝の前は雪深い河原

河原まで降りると滝まで200mぐらいなのですが、ずっと50cm以上の新雪ですごく歩きにくいです。輪かんじきがあれば問題ないすが、無い場合は雪まみれになってラッセルしてゆく覚悟を決めてしまったほうが楽かもしれません。

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滝前にブルーシートを敷いてベースにするつもりだったのですが、雪の上にシートを敷いてその上に乗ると、シートごと身体が雪の中に沈んでいってしまいあまり意味ありませんでした。でも、滝の前には広い河原があって存分に雪遊びが出来ます。

気温1.7℃、水温2.3℃

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気温と水温を測ったところ、気温は1.7℃、水温は2.3℃でした。もちろん真冬の滝の気温・水温なのですが、今までの気温-7℃や水温0.5℃に比べれば、まだ普通です。しかし、滝にたどり着くまでと滝の前の雪の量が凄いので、秘境感が強いです。

滝行開始

半分人工の水利施設を兼ねた滝なので、今までの滝に比べると、霊験は無さそうでしたが、せっかく来ましたので、滝を味わいましょう。

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滝は2箇所に別れて落ちてきています。向かって左側は勢いよく、向かって右側は半分氷柱に覆われた中を穏やかに落ちてきます。少しの時間ですが、両方の滝に当たってみました。


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滝の裏側から見た氷柱がきれい

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この滝では、滝の氷柱を裏側から見るのがすごくきれいでした。この写真ではうまく色が出ていませんが、少し青みがかった透き通った氷の色が格別でした。この景色は滝の中に入らないと見られれません。氷柱は時々崩落しますので、氷柱の裏に入るときは氷柱の状態を確かめながら、あくまで自己責任でお願いします。

滝行後の雪遊び

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滝前は新雪の雪原ですので、こんな雪遊びもやり放題です。これ、浅間大滝の滝行のあとも、氷点下4℃の滝前の雪原でやってみたのですが、滝で冷えた身体で雪原を転がるのは格別に気持ちいいです。多分サウナで暖まった身体を雪の中で冷やすのと同じ感じなのでしょうが、滝で冷えた身体を更に雪で冷やすのは別の次元で楽しめます。ただし、身体が冷えすぎて動けなくなると大変ですので、経験のない初心者は真似しないで下さい。

上の清水

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帰り際、中三依温泉駅のすぐ近くの男鹿川の橋の袂に、上の清水という湧き水がありました。湧き水なので、こんなに寒くても凍ることなく、こんこんとおいしい水が湧き出していました。

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湧き水の上の大きな氷柱もきれいです。

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氷結したダム湖

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中三依温泉駅に戻り、1時間に1本ほどの電車に乗って戻ります。途中、五十里湖を鉄橋で越えるところがあるのですが、ダム湖は結氷した上に雪が降り積もっていました。雪の上には鹿の足跡がたくさんついているのが見えます。

この日は中三依周辺のお蕎麦屋さんなどのお店が冬季休業しているのと、野岩鉄道のダイヤを考慮して、鬼怒川公園まで行ってから食事とお風呂に行ったのですが、冬季以外は中三依温泉駅前に男鹿の湯という温泉がありますし、中三依駅周辺に美味しそうなお蕎麦屋さんが何件かあります。

ただ、冬季以外はどんどん滝周辺は渓流釣りの釣り場になっていますので、滝の中には入れないかもしれません。

雪遊びしながらの滝行はこの季節ならではなので、これはこれで良かったかなと思っています。

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