日曜日の夜、ビッグサイトに行った帰り、りんかい線で大井町経由で帰ってきました。
平日は人であふれかえる東小路飲食店街ですが、雨が降る日曜日の夜9時過ぎは、流石に人が少なめです。
晩杯屋大井町店
普通は入店待ちの行列がある人気店の晩杯屋ですが、この日は待たずに入ることが出来ました。しかし、さすがは晩杯屋。こんな時間でもカウンターはほぼ満席。適当なところに割り込もうとすると、店員さんが「そっちじゃなくて、こっちに入って下さい」と誘導します。
天羽の梅ハイボール
ここへ来たら、一杯目は迷わずに天羽の梅ハイボール。葛飾区や江東区では「下町ハイボール」と言っている飲み物です。天羽の梅という梅は入っていないのだけど甘酸っぱい味のするシロップと、甲類焼酎を炭酸で割った飲み物。甘酸っぱい味が疲れた身体に滲みてゆきます。
卵入りもつ煮込み
おつまみは、ゆで卵入りのもつ煮込み。良く煮込まれたモツの味が大根によく染みて、ゆで卵にも良い感じに味がついています。
最初の一杯と一皿はものの10分で空になってしまいました。
実は、この日はこれでサクッと帰ろうと思っていたのですが、隣のおじさんが
「ちょっとお話できませんか?飲み物おごりますので」
と言ってきました。ちょっとお話してみた感じでは、勧誘系の怪しい人と言う訳ではなさそうだったので、申し出に乗ってみることにしました。
飲み物メニュー
遅ればせながら、飲み物メニューです。酎ハイ系は250円から290円。ホッピーのような外+中の飲み物は330円ぐらい。ビールは410円です。おごられているからと言って、急にビールにするのも悪いので、次も酎ハイ系で。
ジンジャーハイボール
ジンジャーハイボールを頂くことにしました。生姜シロップのほんのり甘い生姜の香りが、心地よく、どんどんジョッキが空いてゆきます。
おじさんは年齢的にはおそらく65歳ぐらい。普段は亀戸に住んでいて、飲んでいるのも亀戸周辺らしいのですが、この日は武蔵小山に出かけていて、そちらに帰るそうです。詳しく聞きませんでしたがお子さんか身内の方が住んでいらっしゃる感じでした。
話のきっかけは、最初に飲んだ「天羽の梅ハイボール」を見て、「何飲んでんですか?」と聞いてきたんですが、おじさんが亀戸住みと言うことを聞いたので、「下町ハイボールと一緒ですよ」と言うとすぐに分かってくれました。
おじさんは、恐らく普段はスナックのような話し相手がいるところで飲んでいるのでしょう。プロの話し相手のいないこういう飲み屋は慣れていない感じで、カウンター内のお兄さんやお姐さんに、「一杯飲まない?」と盛んに誘っていました。お兄さんやお姐さんはうまく受け流してましたけどね。
僕は普段飲んでいるせんべろ居酒屋の情報とか、子供の事とかを話しました。おじさんが花屋さんを営んでいるそうですが、お子さんは某一流企業にお勤めだそうで、花屋は継がないんだそうです。でも、寂しそうな感じはありませんでしたね。むしろ、某一流企業に入った息子さんが誇らしげな感じでした。
花屋さんと言うことで、「キャバ嬢の誕生祝いとか、スト嬢の周年祝いとかの花って華やかですよね」と話を振ったら、最近はめっきり地味になってしまったのだとか。やっぱりバブルの頃は凄かったんだそうです。
ポテトサラダ
そんなこんなで、長い時間話し込んでしまったので、おつまみを追加しました。
ポテトサラダは注文すると一瞬で出てきます。厨房内は2-3人で切り回していますが、みんな動きがキビキビしていて、飲み物も食べ物もすぐに出てくるのが好感が持てます。立ち飲み屋で待たされるのは興ざめですものね。
レバーフライ
ポテトサラダと一緒に頼んだレバーフライは、10分ほど待ったところで提供されました。まったりとしたレバーと、甘めのソースが酎ハイに良く合いました。
このあと更におごりでカミナリハイボール(電気ブランのソーダ割り)と天羽の梅ハイボールをもう一杯いただきました。酎ハイ四杯で流石にベロベロです。
お会計
天羽の梅ハイボール | 290円 |
卵入りもつ煮込み | 150円 |
ポテトサラダ | 130円 |
レバーフライ | 130円 |
合計 | 700円 |
カミナリハイボール、ジンジャーハイボール、追加の天羽の梅ハイボールは隣のおじさんのおごりでした。ごちそうさま。
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