スタンド蕎麦の富士そばで、シンガポールとマレーシアのソウルフードである肉骨茶のスープを使った肉骨茶そば(うどん)を販売しています。12月中は全店での販売ですが、1月以降は店長判断で、継続販売かを決めるそうで、店舗限定となるようです。
肉骨茶そば(うどん)
富士そば公式からのアナウンスは以下の通りです
スープを当初10万食分準備し、その後2万食分を追加発注したという事ですので、かなり好調のようです。
公式サイトに書かれていますが、富士そばの肉骨茶はシンガポールスタイルです。
シンガポールスタイル
肉の出汁が効いたスープは臭みは無く、シンプルに肉とにんにくの旨味とコショウのパンチが食欲を進めます。長時間煮込んだ肉はとても柔らかく、箸でも削ぎとれる位です。 最大の特徴はビリっと感じるコショウです。こってりした料理が多いシンガポールではあっさりした方の味で滋養強壮に効く人気メニューです。
マレーシアスタイル
沢山の薬膳を使うのでスープは褐色でシンガポール式とは色が違います。 コショウはシンガポール式よりも少なく、薬膳の風味が強い味付けです。 薬膳好きには堪らない味です。
スープの色ですが、シンガポールスタイルは少し濁った透明で塩ラーメンのスープの色です。一方のマレーシアスタイルは真っ黒。味もマレーシアスタイルの方が薬膳の香りが強くて癖があります。
あれ?イチオシではない
販売機でディスプレイの隣のPOPは富士そばの定番、かつ丼セットになっていました。肉骨茶そばは最上段ではありますが、右端の意外と目立たないところにありました。値段設定の590円は丼がセットとならないそば単体としては最高価で、ちょっと微妙ですが、マレーシアやシンガポールの料理を出す店だと、1000円はしますので、この値段は良心的と言えるでしょう。
バクテーうどん
バクテーは本来は白米と一緒に食べます。富士そばはそば屋ですが、そばで食べると別物になってしまいそうな気がして、うどんで注文しました。3分ぐらい待って出てきたのがこちら。肉も、本来なら骨付きのスペアリブですが、豚バラ薄切り肉にアレンジされていました。まぁ、590円ですからしょうがないですね。
味の方はちょっと上品なシンガポールスタイル。マレーシアスタイルのようにガツンガツン来るワイルドさはありませんが、スープから大蒜と胡椒の香りが漂ってきます。うどんとスープの相性は非常によく、完全に東南アジアの食べ物になっています。トッピングのフライドオニオンもいい仕事をしていますね。
1月からも店舗によっては継続販売というのは良いニュースです。これからもたまに食べに行きそう。欲を言えば、期間限定で良いので、マレーシアスタイルも出してほしいです。
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