そろそろ甘夏や八朔の季節は終わりに近づきました。夏みかんは苦味が強いですが、作り方を工夫すると、美味しいママレードになります。
甘夏のママレード
材料
甘夏 : 5-6個
砂糖 : 1.5kg
作り方
甘夏や八朔は夏みかんの中でも苦味が強いほうなので、苦味をいかに減らすことができるかが鍵になります。
身と種と皮を分ける
まず、身を1/4にして、皮を剥きます。
皮はできるだけ薄切りにします。薄くするのは水に晒す特に苦味を持ったアクが抜けやすくするためです。
身は2cm角ぐらいに切ります。種は別に分けます。実の中心の白いワタの部分は捨てます。
皮を水に晒す
皮の部分をボールに入れてひたひたに水を張ります。その後ざっと揉んでアクを出します。これを3-5回繰り返します。揉んだあとの水はアクで真っ白になります。米を研ぐのに似ています。
皮と身を水に浸す
水に晒した皮と切った身をボールに入れ、ひたひたの水に浸し、2-4時間ほど置いておきます。この時、種も網袋かザルに入れて一緒に浸しておきます。袋と種からペクチンが抽出され、とろみの素になります。
鍋で煮る
水と一緒に鍋に入れ、煮てゆきます。種も網袋かザルに入れて一緒に煮てゆきます。途中で、アクが浮いてきますので、すくいながら煮ます。
砂糖を入れて更に煮る
30分ぐらい煮たら、砂糖を入れます。砂糖を入れると更にアクが出やすくなりますので、アクはきちんとすくいます。
砂糖を入れてから更に30分ぐらい煮ます。
だんだんと煮詰まって、とろみが増してきますので、最後の方では焦げないように気をつけます。場合によっていは途中で水を出します。
瓶は煮沸消毒する
瓶は大鍋に入れて5分程度沸騰させます。煮沸させたあとは手で触らず、箸やトングを使って処理します。
煮詰まってきた状態がこんな感じです。画像からもとろみが増しているのがわかると思います。
完成
こんな感じに仕上がりました。実の部分は袋が煮溶けてとろみのもとになっています。苦味は残っていますが、ほのかな苦味を感じるぐらいまで中和されています。
瓶詰め
最後に先程煮沸消毒した瓶に詰めます。口までいっぱいに入れて、空気が入らないように蓋を締めると、雑菌が繁殖しないので、保存料を入れなくても数ヶ月常温で保存することが出来ます。
瓶はSERIAで購入した1個100円の瓶を使用しました。甘夏5個から、450ccの瓶4本の完成品が出来ました。
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