以前、スマホをOppo RenoAとUmidigi A3 Proの2台使いにしたとレポートしました。使い勝手にかなり特徴のある2台ですが、今回はカメラの使い勝手について焦点を当ててレポートしてみたいと思います。
製品スペック
まず製品のレビューとアマゾンのリンクを貼っておきます。Umidigiの方は現在はA3の後継機であるA5が推しです。性能的にもかなり向上している割には値段はあまり上がっていませんので、僕も今買うならA5の方が良いと思います。
Oppo RenoAスペック
CPU: Qualcomm® Snapdragon™710
GPU: Adreno 616
バッテリー: 3600 mAh
RAM: 6GB
ストレージ: 64GB/ 128GB(楽天モバイル版限定) (最大256GB Micro SD対応)
アウトカメラ: 1600万画素(f/1.7)+200万画素(f/2.4)
インカメラ: 2500万画素(f/2.0)
RAM 6GB、ストレージ64GBは3万円台の機種としてはかなり頑張っています。CPUもSnapdragon710ですので、そこそこのレベルに達しています。更に日本仕様である防水+おサイフケータイもカバーしていますので、元ガラケーの方や日本製スマホを使っていた方のSIMフリースマホデビューにもお勧めできます。
Umidigi A3 Proスペック
CPU:MT6739, 4 x A53,@ 1.5GHz
RAM: 3GB
バッテリー:3300mAh
ストレージ: 16GB/ 32GB
アウトカメラ:1200万画素+500万画素
インカメラ:800万画素
RAMは3GB積んでいますが、ストレージが僕のモデルは16GBでカツカツのため、SDカードにメモリ領域を拡張させているせいか、CPUのMT6739のパフォーマンスが低いせいか、動作はかなりもっさりしています。特にFacebookとInstagramはよく落ちます。Twitterは比較的平気です。また、動画再生や音楽再生は始めてしまえば途中で止まったりすることは有りません。
カメラ性能
Oppo RenoAのカメラセンサーはSONYとOppoが共同開発したIMX398を使っています。ちなみにインカメラはIMX576とあります(いづれも価格.comより)
一方のUmidigi A3 ProはアウトカメラにSONYのIMX 386を使っています。多少のグレードの違いはありますが、どちらもSONY製のセンサーを使っていますので、それほど手抜きをしていません。実際に撮影してみると、Oppo RenoAの方が画像処理でいじっている印象、Umidigi A3 Prは素のままで出している感じです。
同じ場所で撮影した写真です。左側がOppo RenoA、右側がUmidigi A3 Proです。(スマホの方は上がOppo、下がUmidigiとなります。
野原の花
Oppoの方が明るめの色調になります。ディテールについては、以外にUmidigi A3 Proもしっかり捉えています。むしろOppo RenoAの方が明るすぎて飛んでしまっている印象です。
花
花についても、優劣がつくというより、好みの問題という感じです。Oppo RenoAの方が鮮やかですが、Umidigi A3の落ち着いた感じもななかな良いです。ディテールは崩れていないので、画像調整アプリでいじると、Oppo RenoAの画像とほぼ同じ仕上がりに持ってゆくことも出来ます。
夕景
夕景は画像処理よりSONYセンサーの味が出た感じです。言いたいことは、どちらも驚くほど似た仕上がりになりました。Oppo RenoAの方が若干細部の表現がしっかりしている印象を受けます。
夜景
夜景は画像処理の差が出た感じです。Oppoの方が細部についてもはっきりくっきりと描写しています。Umidigi A3 Proの方が夜らしい仕上がりになりますが、暗部については潰れてしまっていて、画像処理で明るさを上げても細部のディテールは再現されません。
料理
料理についてもOppo RenoAの方が明るく鮮やかな仕上がりになります。Umidigi A3 Proの方は、画像処理しないと美味しそうに見えません。Oppo RenoAの方はAIモードで被写体を判断して、自動的にお料理モードになるのも、美味しそうに撮れるポイントです。
料理や自撮りに関しては、Oppo自慢のAI自動調整の効果がいかんなく発揮されている感じです。(自撮りはほとんどしていませんが、素のままでSNOWで撮ったような絵が出てきます)
カメラアプリ
カメラアプリについての特徴です。
Oppo RenoA
写真モードでは、色調の調整、HDRのOn/Off、ダズルカラーモード、AI美顔モードなどがあり、ちょっとした自撮りアプリ並みの機能があります。エキスパートモードではWB、AF、EV、シャッタースピード、ISOの調整が出来ます。ポートレートモードでは、被写界深度調整用センサーを使って背景ぼかしを行いますが、被写界深度の調整は出来ません。また、画素数の選択もできず、基本フルサイズでの保存となります。
Umidigi A3 Pro
このデフォルトカメラ、デフォルトでシャッター音が出ません。HDRのOn/Offが出来ます。Beautyモードで自撮りカメラらしい美顔モードが付いています。Bokehモードで被写界深度調整用センサーを使って背景ぼかしを行います。Oppo RenoAと違って、焦点を合わすところ、ぼかす範囲を調整する事が出来ますが、いかんせんかなり不自然な仕上がりになってしまいます。
まとめ
今回感っじたのは、Umidigi A3 Proのカメラが意外とまともだったことです。スマホ本体で実売8000円台なので、カメラのコストは300円~500円ぐらいだと思われますが、さすがSONYと言う感じがしました
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