京浜東北線の西川口駅前は、10年ほど前まではちょっと危ない店が並んでいるエリアでしたが、最近ではすっかり中華化しています。そんな新中華街の中のお店に行ってきました。
鴻運楼
訪れたのは土曜の夜。中華系の人は週末は家族や友達同士で外食する習慣があるので、食堂はどこも満員。最初のお店はおひとりさまの入店は出来ませんでした。
気を取り直して入ったのがこちらの鴻運楼です。西川口の中華屋はなぜか階段を登った2階に店を構えているところが多いのですが、こちらは1階の店なので、通りから店の中が見えるのも入りやすいです。看板はどこも原色のLEDがチカチカしていて、完全に中国大陸の地方都市の感じがしています。
メニュー
中華料理屋の常として、メニューは軽く数えて100種類以上あります。まず、串焼き類があるのが嬉しいですね。川口周辺は、中国でも東北地方からの人が多いようで、どこの店にも串焼きの羊肉があります。このお店は串焼きの蚕の蛹まであります。これも中国の大衆料理です。
麺類やごはん物も豊富にあります。
このお店は東北料理がメインかと思いきや、福建料理や四川料理もあります。
東北料理や土鍋煮込みは郷土料理の感覚です。。
点心も豊富にあります。手打ちラーメンは別ページに特集されていました。ラーメンと言っても日式のラーメンではなく、中国式の拉麺です。
雲呑麺
ひとりだったので、この日は雲呑麺と羊の串焼きを頼みました。
まず、10分ほど待ってに雲呑麺が出てきました。
比較的日本のラーメンっぽい麺でしたが、スープは紛れもない中華料理屋のスープです。
雲呑も上海あたりでよくある、肉をたっぷりと包み込んだボリュームのあるものでした。
羊肉串
メインディッシュの羊肉串。串焼きは店によってすぐに出てくる店とすごく待たされる店があるのですが、この店は待たせる方のようです。雲呑麺を食べ終わったぐらいのところで運ばれてきました。このお店では1オーダー3本以上となっていましたので、3本注文しました。ぽってりとボリュームのある羊肉が4個ずつ串に刺さっています。肉は柔らかく、噛みしめると肉汁が口の中に溢れてきます。
クミンはパウダーではなく、クミンシードがふんだんに振りかけられています。東北料理の店では大抵このスタイルです。店によって1オーダーの本数が2本だったり4本だったりしますが、だいたい見た目や味はどの店でも安定しているように思います。ただ、都心の店だと肉1個の大きさがだいぶ小さかったりします。このお店は十分なボリュームが有って満足です。
このお店もひとりではなく、3-4人で訪れて、いろいろなものを注文したほうが面白いのでしょうが、一人でも異国情緒を楽しめました。
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