先日購入したヨーグルトメーカーで、豆乳ヨーグルトや甘酒を作っていますが、ヨーグルトメーカーを低温調理器として使うことでローストビーフを作ってみました。
低温調理器として使用可能なヨーグルトメーカー
うちで使っているのは左側のアイリスオーヤマですが、この機種は温度設定が27℃、42℃、60℃しかありません。少し高いですが、右のTANICAのですと25℃~70℃まで設定可能ですので、低温調理器として使うのであればこっちの方が良いと思います。「TANICAの機器は殆ど低温調理器ですよね」というコメントもありました。
低温調理と言えども、殺菌することを考えると、食材の中心を65℃まで上げたい所です。60℃設定の器具で作る場合はここらへん御理解の上、自己責任でお願いします。僕は牛肉であれば、表面が焼けていれば、中は多少生でもと思ってしまいます。でも、鶏や豚の時は、炊飯器の保温モードで70℃設定にして、65℃での殺菌を狙います。また、今回最初に熱湯を注ぐことで、中心温度が60℃以上に達している可能性もあります。
ローストビーフを作る
材料
牛もも肉ブロック 500g
玉ねぎ 1個
塩・胡椒・スパイス類 適量
作り方
肉を選ぶ
ローストビーフの場合、調理自体が単純なので、仕上がりは肉の選び方で8割方決まってしまいます。良い肉は脂身が少なく、筋が少ない肉です。今回のは割りと当たりの部類。100gで280円でした。
塩コショウをして冷蔵庫で寝かせる
塩コショウをしたら、冷蔵庫で半日~1日寝かせます。
玉ねぎを炒めて、肉の表面を焼く
フライパンに油をひき、玉ねぎを炒めます。この玉ねぎがあとで肉汁を受け止めてくれます。
玉ねぎに火が通ったら、肉を入れて、表面の5mmぐらいに火が通るように、肉を転がしながら焼いてゆきます。
全面まんべんなく火が通ったら日からおろします。この時点で既に玉ねぎに肉汁がしみこんでいい色になっています。
ジップロックに詰めて空気を抜く
肉と玉ねぎを一緒にジップロックに入れて、空気を出来る限り抜きます。ここで、玉ねぎと肉汁が有るので、比較的簡単に空気抜きが出来ると思います。
ヨーグルトメーカーに投入
ヨーグルトメーカーにはこんなふうに入ります。
熱湯を注ぐ
お湯を沸騰させておき、ヨーグルトメーカーの中に満たします。
60℃(設定がある機種なら65℃)に設定し、2時間ぐらい加熱する。
あとは、自動温度設定ですので、放置しておけば完成です。
完成
60℃設定ということで、念を入れて3時間加熱したら、ちょっと火が入りすぎてしまいました。最初に熱湯を入れているので、ここで温度が上がったのかもしれません。今度2時間設定で検証してみます。
ソースを作る
一緒に入っていた玉ねぎに醤油を少し加えて、煮詰めてゆきます。赤ワインを入れるともっと美味しいかもしれません。赤ワインが有るなら、加熱時から入れたほうが良いかもしれませんね。
完成(その2)
ソースをかけるとこんな感じになります。
副菜:カツオのカルパッチョ
もう一品でカツオのカルパッチョを作りました。
表面をバーナーで炙る
カツオは脂っこいので、表面を炙って脂臭さ、生臭さを飛ばそうと思います。
表面だけ炙ればOKです。まな板の上でやるとまな板が焦げますので、フライパンの上でやったほうが良いと思います。
完成(その3)
全部が完成して、食卓に乗った状態です。家族4人であっという間になくなってしまいました。
ヨーグルトメーカー一台でこれだけ作りました。
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