インドネシアでスマホをスられ、端末停止、おサイフケータイの払い戻しなど、一連の処理を行いました。
最後は、代替の新端末立ち上げの顛末です。
どっちかというと、盗まれた話より、
「Android 4.4.2端末をAndroid5.0.2にアップグレードしたが、 android.process.acoreエラーでにっちもさっちも行かなくなった。その後、なんとか回避して立ち上げが完了した」
話になっています。
今までの経緯はこちら。
代替端末の立ち上げ
今回、「ケータイ補償 お届けサービス」により、代替端末を立ち上げた話を書いてゆきたいと思います。
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イラストはA社端末ですが、僕のはSH社のアンドロイドです。
本体の手配については、ドコモに連絡したあと、ドコモショップに出向いた時点で終わりました。新端末が届くまでの間にmicroSDカードとフィルム、ケース類を手配しておきます。今はガラスフィルムでも安いんですね。
microSDカードは、安いんで64GBにしてしまいましたが、後で書くように結局古いアプリの断捨離をしたので、今までどおりの32GBや逆に16GBに減らしても大丈夫だったかもしれません。
まあ、64GBでもこんな値段なので。
宅配便で携帯が届きました。SIMはセットしてあるということだったのですが、電源を入れても電波を掴んでくれないので、開通連絡をすることが出来ません。よく見ると、SIMを認識してくれていないようです。
SIMソケットを開けてみたら、SIMが裏返しで入っていました。
正しく入れなおして、指定の電話番号に発信すると回線が開通します。
その後は、Google アカウントでログインすると、勝手に今まで入れていたアプリが順番にダウンロードされてゆきます。アプリのバックアップ、連絡先のバックアップは、自動的にクラウドに行われていたようです。
「こりゃ楽ちんだな」と思いましたが、これが後で地雷になるのです。
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実は、今まで使っていた端末はAndroid 4.4.2だったのですが、代替え機で送られてきたものはAndroid5.0.2になっていました。知らないうちにメジャーアップデートが行われていたようです。Android4.x系とAndroid5.x系の間には、ファイルのセキュリティポリシーや外部メモリーのアクセス制限など、UIの変更以外にもシステムレベルで大きな変更が加えられています。
そんなことを考えているうちに、今まで入っていたアプリのダウンロードが終わったので、動作確認をします。
1.Twitter :OK
2.Facebook : 「 android.process.acoreエラー」
このエラーの意味は、連絡先ファイルへのアクセスで例外処理が行われたというものです。
android.process.acoreエラーでぐぐってみると、Android5.0.2はFacebookとの相性が悪いのでFacebookを使うのであってもアプリは使わないほうが良いと書かれていました。
そこで、Facebookアプリをアンインストール。
それでも依然としてandroid.process.acoreエラー絶賛継続中です。
諦めて、端末をリセットして一からやり直しです。
端末をリセットして、もう一回、Googleアカウントでログインします。
1.Twitter :OK
2.メールアプリ : 「 android.process.acoreエラー」
結局、連絡先ファイルにアクセスするアプリは動かないようです。
懲りずに、もう一回端末をリセットして一からやり直します。
1.Twitter :OK
2.電話 : 「 android.process.acoreエラー」
ここに至って、さすがの僕でも、あまりにも様子がおかしいと思い始めました。
いくらバグが多いAndroidと言っても、電話が全くかけられない状態のOSをドコモが放置するわけがないのです。
しかも、ファイルへの例外処理ですので、原因がハードウェアとは考えにくいところです。
そうなると、Googleアカウントに紐付けられてダウンロードされた、Android4.4.2の状態でバックアップされたファイル群をAndroid5.0.2の新端末にインストールしたことに問題が有ったはずです。
ところが、電源を入れて、Googleアカウントでログインしてしまうと、直ぐにバックアップの復元が走り始めてしまいます。ログインしないと、Google Playにログインすることが出来ません。
さて、どうしたものか。。。
実は、色々と、この後も試行錯誤していますが、結果、うまく行ったのは
過去、この端末に紐付けられていないGoogleアカウントでログインすれば良い
でした。これにより、Android5.0.2の端末に新しいアプリをクリーンインストールできるようになります。違うGoogleアカウントでログインすると、Google Playのアカウントも変わってしまうので、過去購入したアプリが使えないかなと思いましたが、いつの間にか、Google Playがマルチアカウントに対応するようになっていました。この為、端末は新Googleアカウントを使い、Google PlayやGmailは元の端末のGoogleアカウントを使うという事ができるようになっていました。
これにより、今までのGoogle Playの「マイアプリ」のページを見ながら、今まで入れていたアプリを順々に入れてゆくことが出来ます。自動インストールではありませんので、今まで入っていたけど、もう使わないアプリは入れる必要が無いわけで、これで、実はアプリ数が半分ぐらいになってしまいました。今のところ、端末の中はガラガラです。
なお、スマホをスられたことで、データや写真が無くなったことを心配してくれた人が随分いましたが、
- 写真: Eye Fiを使っているので、WiFi環境下に入ると写真は自動的にクラウドにアップロードされる
- メール: キャリアメールを含めてデータはクラウド上に置いていたので、失われたメールは無し
- 電話帳: バックアップアプリから復元
で、無くなったデータはほとんどありませんでした。
おサイフケータイ復元の話の追加
おサイフケータイの方ですが、nanaco、Waon、モバイルSuicaで手続きが終わりました。いずれも、システム上は機種変更と同じ手続きを行っています。要は機種変更の手続きスタートをコールセンターがやってくれて、引き継ぎ番号を発行してくれるという流れです。
そうなるとEdyも同じことができるはずなのに、なんでやらないんだろう、と思いますよね。
おそらくEdyは最先発の電子マネーなので、より実貨幣に近いコンセプトなのだと思います。お財布を落としたら、別の所からお金が出てくるわけではないですものね。
後発の電子マネーはそこらへんのケアを手厚くして、ユーザーを確保していった。という事のようです。Suicaの出始めに「落としても再発行可能で安心」とコマーシャルしていましたよね。
終わりに
今のところ、旧端末が悪用された形跡はないので、多分、端末初期化の上中古市場に転売されたと思っています。やりようによっては、Amazonなどのショッピングサイトを悪用することも可能だったわけで、この程度で済んで良かったと思います。
家族からは、「海外でスマホをポケットに突っ込んで雑踏を歩くのは危機意識低すぎ」と油を絞られました。
今回、スマホとは別にデジカメを持っていたこと、ホテルで映画を見ようとKindle fireを持っていっていたことでだいぶ助かりました。(しかもkindleはgoogle play対応改造済)
kindle fireはprime会員価格で実質5000円しか払っていませんでしたが、良い仕事をしてくれました。
完