文章が拙いので、リライトしました。
できればこちらの記事を読んで頂ければと思います。
今日は、読書感想文です
ミーコの宝箱/森沢明夫
森沢明夫さんといえば、吉永小百合さんが主演で、鶴瓶さんや阿部寛さんが渋い演技をしていた、「不思議な岬の物語」の原作を書いた方です。
この、「ミーコの宝箱」はちょっと雰囲気が違い、両親に捨てられた女性(ミーコ)が、自分の子供を作ってすぐ父親(夫)に逃げられ、その後は女手ひとつで娘のチーコを育ててゆく話です。短編のはオムニバスになっており、ミーコを取り巻く人の目を借りて、ミーコの子供時代からの成長を追いかけるような構成になっています。
このミーコのモデルになっているのは、今は女流カメラマンとなっているJellyさんです
私がJellyさんを知ったきっかけになったのは、Love to Erosというちょっとえっちな写真展でした
この主催をしていたのがJellyさんでした。当然、Jellyさんの写真もありました。彼女はずっとIkoiちゃんというモデルさんを使っているのですが、この時はIkoiちゃんの故郷で撮影をしていました。ちょっとえっちな写真展にもかかわらず、ヌード写真がほとんど無くて、それを聞いたら、「実家で寛ぐIkoiちゃんが寛ぐ姿を見てたら脱がせられなくなっちゃったのよねぇ」って言っていたのですが、今にして思うと、自分の実家のことも思い出しちゃったのかもしれません。彼女の写真は、そこにいるIkoiちゃんだけでなく、その人柄や育ってきた環境やいろんなものが画像の向こうから見えてくるような感じがしました。そして、撮っているJellyさんの優しさも画像から溢れていました。
チーコのモデルになった娘さんにはお会いしたことはありませんが、Jellyさんのツイッターからは小説通りに、ほんとに可愛くてしょうがない様子が伝わってきますし、娘さんもお母さん(Jellyさん)の愛をいっぱいに受けとめて育っている様子が伺えます。Jellyさんがツイートで
ミーコの宝箱は
— Jelly* (@ursjelly) 2016年3月4日
厳しかったおばあちゃんの顔を思い出してしまう。
タヌキ寝入りしても優しかったおじいちゃんの顔も思い出してしまう。
わたしはからだが弱くて申し訳なかったなぁ。
とストーリーの背景に関わることを言っていますので、かなりの部分実話に基づいていそうですが、森沢さんは下記対談で明らかにしているように、Jellyさんに対しては短時間のインタビューのみで、あとはインスピレーションで書いたと言っています(ちなみに下記対談はかなりネタバレがあるので、読む方はその旨ご了解下さい)
もっとネタバレは下記ブクレポに載っています。こういう感想文はまだ僕にはかけないなぁ。僕はもっと本に感情移入しちゃうからこういう冷静な感想文は多分未だかけません
ミーコの宝箱 森沢明夫 : まーちさんのレビュー - ブクレポ
第一章にSMデリヘルの話が出てくるんですが、森沢さんの取材もここに一番時間をかけたと言っています。こいつ通ったんじゃないかというぐらい描写がリアルです。
でもやっぱり山場は最終章に書かれているミーコとチーコ二人の親子の心の繋がりの強さと深さだと思います。ミーコが親がいない環境で育ったので、なおさら響くのではないかと思います。
そして、今Jellyさんは被写体を募集しています。もし、ミーコの宝箱を読んで、Jellyさんに撮ってもらいたいなと思った方がいたら、下記連絡先にダイレクトメールなどで連絡してみてください。
上半身ヌードポートレート作品の
— Jelly* (@ursjelly) 2016年2月20日
モデル募集しています◡̈
nude+https://t.co/ikOsEyvBz6
(追記 2016/04/8 素敵な書評を見つけましたので、ちょっと紹介させていただきます。)
(追記 2016/04/8 ミーコとチーコのモデルのお二人
上野さんに宝物もらいました💓
— Jelly* (@ursjelly) 2016年3月13日
一生大事にします。 pic.twitter.com/lBGecks0Yk
ではまた。